ノエビア

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生物の老化を防ぎ、寿命を延ばすとされる遺伝子SIRT1。SIRT1が活性化すると、細胞内で指揮者のようにはたらき、多くの老化要因を抑えると考えられており、若々しい肌を保つためにはSIRT1の活性化がとても有効です。SIRT1の活性化にはNAD+という物質が不可欠であるということが分かり、近年注目を集めています。NAD+は、細胞の中でビタミンをもとにつくられますが、加齢とともに産生能力は低下し量が減少していきます。NAD+の減少に伴い、SIRT1の活性化が弱まってしまうため、細胞におけるNAD+の産生能力を高めて量を増やすことが重要です。ノエビアでは、皮膚細胞のNAD+を増やす方法について研究を重ね、有用な植物エキスを見出しました。

SIRT1を活性化 SIRT1を活性化

眠っているSIRT1を活性化させることが若さの秘訣

SIRT1の活性化に欠かせないNAD+の量

「エピジェネティクス」に着目し、NAD+産生のメカニズムを解明

生まれもった遺伝子のはたらきが、環境要因によって変化することがあります。例えば、全く同じ遺伝子をもつ一卵性の双子でも、年齢を重ねるにつれ外見や肌年齢に差が出てきます。それは外見や肌年齢に関わる遺伝子のスイッチが環境要因によってONとOFFが切り替わるからです。この研究分野が「エピジェネティクス」です。研究対象をエピジェネティクスの領域に広げることで、皮膚細胞においてNAD+産生のメカニズムを明らかにすることができました。

NAD+の量は、NAD+産生に関わる遺伝子によって調整されており、この遺伝子のスイッチを切り替えているのが「miR-34a(老化促進因子)」と「HOTAIR(老化抑制因子)」です。環境要因によってmiR-34aが増加、HOTAIRが減少すると、スイッチがOFFになり、NAD+が産生されなくなってしまいます。加齢によるNAD+の減少はこのように複雑なメカニズムを経て生じているのです。

AD+産生のメカニズム

皮膚細胞のNAD+を相乗的に増やす植物エキスを発見

皮膚細胞のNAD+を増やすためには、HOTAIRを増やし、miR-34aを減らす必要があります。そこで見出したのが、自社農場「北海道暑寒別岳パイロットファーム」にて有機栽培したローマンカモミールとジャーマンカモミールです。この2種類のカモミールには、HOTAIRを増やし、miR-34aを減らすことで、NAD+の量を増やすはたらきがあることが分かりました。皮膚細胞のNAD+を増やすことで、長寿遺伝子SIRT1を活性化させ、若々しい肌へと導く効果が期待できます。

HOTAIRの量
miR-34aの量
NAD+の量

ローマンカモミール

ローマンカモミール
キク科カミツレ属
和名:ローマカミツレ

ヨーロッパ原産の多年草です。
リンゴのような香りで水蒸気抽出することで精油としても用いられます。

ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミール
キク科シカギク属
和名:カミツレ

ヨーロッパ原産の一年草です。
民間薬として古くから親しまれ、ハーブティーとしても飲まれています。