“隠れ老化”にアプローチする
植物エキスを発見
肌の老化に関する研究は、これまで紫外線や外的刺激による急性炎症が主でしたが、近年では、加齢とともに炎症が慢性化して気づかぬうちに進行する「炎症老化」が注目されています。ノエビアは、“隠れ老化”の一因とされる炎症老化に植物の力でアプローチする新たな可能性を見出しました。
炎症老化の鍵を握るマイクロRNAと
カミツレとメリッサによるマイクロRNAの活性化を発見
肌の炎症老化を促進するのが、線維芽細胞が産生する炎症関連因子(たんぱく質の一種)です。それらの増減を制御するメカニズムを網羅的に解析した結果、3種類のマイクロRNAが炎症関連因子を減らし、慢性炎症を抑制することを発見しました。
?マイクロRNAとは?
「マイクロRNA」は、炎症関連因子などのたんぱく質が作られすぎないように調整して体内のバランスを保つ役割を担っています。
「カミツレ」と「メリッサ」が3種類のマイクロRNAを増やすことを見出しました。
さらに、「メドウスイート」、「イザヨイバラ」、「マロニエ」との組み合わせにより、炎症抑制効果が相乗的に高まることも確認しました。
免疫バランスの調整をする
メドウスイート
炎症老化の抑制には炎症反応を担う免疫細胞のバランスも重要です。成熟した免疫細胞は“M1”と“M2”に分類されますが、炎症を促進するM1へ偏ることで慢性炎症が生じます。
メドウスイートがM1への偏りを抑えることで、炎症関連因子を抑えることを発見しました。
これらの研究成果は、肌トラブルが表面化する前にその原因となる炎症の芽を摘む“予防的エイジングケア”の実現に向けた新たな一歩です。
“隠れ老化”を抑制し美しい肌へと導く効果が期待できます。
