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あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で輝くライフスタイルを!

植物のめぐみを取り入れたライフスタイル「BOTANICAL LIFE」を、テーマ別に週替わりでご紹介します。
植物の世界からあなたに届く「美しい贈りもの」です。

2018.11.30

Botanical Journey

Botanical Journey10
由緒ある大名庭園で、紅葉を楽しむ

12月も間近ですが、都内ではまだ紅葉が楽しめます。この週末に是非、お出かけしてはいかがでしょう。
六義園 渡月橋の紅葉
 
今回のボタニカルジャーニーは、江戸を代表する2つの由緒ある大名庭園で楽しむ紅葉をご紹介します。

 

日本各地の名勝と紅葉を楽しめる 小石川後楽園

小石川後楽園は、都心にありながら深山の景観を持つ、水戸黄門ゆかりの名園です。完成は寛永6年(1629)。明治維新の激動や戦火の被害を逃れ、江戸の大名屋敷の庭園の風情を今に伝えています。小石川後楽園の特徴は、池泉回遊式庭園と呼ばれ、池の周りを回りながら、日本各地の勝景を元に造られた景色を楽しめるようになっていることです。
 
入場口から順路に沿って進むと最初に目に入るのが、琵琶湖をイメージした大きな池「大泉水」です。池の岸には琵琶湖の景勝地の松を写した「一つ松」を眺めることができます。
「一つ松」の雪吊りと紅葉
 
より鮮やかな紅葉に誘われて先に目をやると、「川の景」と呼ばれる渡月橋と大堰川の景観が広がります。ここは京都の嵐山にちなんだもの。まさに紅葉の名所である嵐山さながらの景色を楽しむことができます。
琉球山より大堰川を臨む
 
さらに、渡月橋から望む山の景にかかる通天橋も、京都の東福寺の通天橋を模したもの。京都の紅葉の名所を、そこに行かずとも楽しむことができます。
通天橋を彩る紅葉
 
通天橋を渡り山を抜けると今度は景色が一変。稲田が広がり、江戸時代の農村の秋の田園を思わせるのどかな景色を体験できます。
田園の秋 丸八屋
 
当時の大名たちは自分の庭に日本の名所を作り、日々眺めながら心の中で旅をしていたのでしょうか。今では紅葉の向こうに東京ドームの白い屋根が広がっており、庭の経て来た時の流れを感じさせてくれます。
 
 

和歌の心が息づく雅な名園 六義園

小石川後楽園とともに江戸の二大庭園のひとつに数えられているのが、六義園。イロハカエデ約400本の他、ハゼノキ、モミジ、イチョウなど計約560本が庭園を鮮やかに彩り、園内のいたる所で紅葉が楽しめます。完成は元禄8年(1695)。元禄の時代にふさわしく雅な庭の造りが特徴で、「万葉集」や「古今和歌集」に詠まれた景勝地にちなんだ景観が楽しめるようになっています。
 
12月9日(日)までは開園時間が夜9時まで延長され、紅葉と庭園を照らし出すライトアップが楽しめます。水と光が作り出す幻想的な紅葉の景観。昼間とはまた違った趣があり、夜のお出かけもおすすめです。見どころの一つが庭園の中心にある池「大泉水」に浮かぶ島「妹山・背山」。和歌にも良く出てくる妹背山を模して作られ、男女の会えない寂しさを表現していると言われています。
ライトアップされた妹山・背山
 
また、深い森の中にある、吹上茶屋や滝見茶屋などの小さな庵もライトアップされ、夜ならではの趣が楽しめます。
紅葉と滝見茶屋
 
小石川後楽園と六義園。江戸の趣を残す由緒ある庭は、都心とは思えないほど自然に溢れ、木々や植物たちの作る景観が、江戸の大名たちの思いを今に伝えているようです。
 

2018.11.23

Botanist

Botanist32
京都・大原に住むベニシアさんのハーブのある暮らし

京都・大原の築100年の古民家に住む、ハーブ研究家のベニシア・スタンリー・スミスさん。四季を通じて約200種類のハーブを庭で育て、植物とともに里山暮らしをされています。
ミモザ咲く春の古民家

今月のボタニストは、母国イギリスと日本、それぞれの自然とボタニカルな文化を愛する、ベニシアさんのライフスタイルをご紹介します。
 
 

植物がくれた宝もの

11月、秋が一段と深まった京都・大原。ベニシアさんの自宅のハーブガーデンでは、ミントの葉が青々と茂り、ローズマリーが花を咲かせています。ベニシアさんにとってハーブは、ガーデニングの楽しみであるとともに、毎日の生活に欠かすことのできない必需品。イギリス出身のベニシアさんは、大原の自然と伝統的な日本家屋に憧れ、1996年に古民家に移り住み、里山の暮らしを始めました。忙しさから体調を崩し、不眠症に悩まされていたときに思い出したのが、母国イギリスで幼い頃から効用を学んだハーブの存在。故郷イギリスから体に良いとされるハーブの種を取り寄せたり、ご近所の人たちに日本の薬草や山野草を教えていただいたりしているうちに、ベニシアさんにとってハーブは、自身の心と体、生活を支える存在となっていったのです。
春の庭でハーブを摘むベニシアさん
 
たとえば、春。春の七草のはこべとパセリ、サーモンを使ってディップをつくります。ビタミンとミネラルが豊富で、子供たちも喜んで生野菜を食べてくれます。
はこべとパセリとサーモンのディップ
 
ミントゼラニウムと花を飾ったチョコレートケーキは、まるでフラワーガーデンのよう。紅茶との相性も抜群です。
 ミントゼラニウム・チョコレートケーキ
 
大原名物の柴漬けにも使われるしそは、平安時代からこの地で栽培されており、夏には大原の景色が赤しその色に染まるほど。赤しそと青しそで作ったまろやかな香りとさっぱりした酸味のジュースは、見た目も美しく、飲むと心と体がすっと落ち着くそうです。
赤しそと青しそで作るしそジュース
 
そして、バラの花びらで作るイギリスの伝統的な発酵ポプリ。ダイニングルームやキッチンの床に置いて、香りを楽しみます。
 バラの花びらのポプリ
  
植物に触れ、植物を摂ることで得られる毎日の充実感は、ベニシアさんの宝ものとなっています。
 
 

ベニシアさんの庭に込めた思い

ベニシアさんは1950年、イギリス、ケドルストンホールの伝統ある貴族の家に生まれました。ただ、貴族の暮らしや慣習に馴染むことができず、瞑想を学ぶ中で東洋の思想に魅せられ、19歳のころインドを旅します。そして、たまたま出会った日本の音楽に惹かれ、71年に来日。日本の里山の自然や風土に魅せられ、京都・大原での古民家暮らしを始めました。ベニシアさんがハーブを育てるようになったのは、かつて暮らしたイギリスの屋敷の庭で遊んだ記憶や、庭で収穫したハーブや花のある暮らしが忘れられなかったからでもあります。イギリス式の庭に丁寧に植えられたかわいい花や野菜やハーブ。大原のベニシアさんの家の庭は、幼い頃、ベニシアさんが心から望んだ家族の温もりを感じる場でもあるのです。
お気に入りの場所で本を読むベニシアさん
 
ベニシアさんは、ハーブを植えた庭に面した縁側で、季節ごとに表情を変える庭を眺めながら過ごします。そんな時に思い出すのは、幼い頃に暮らした故郷イギリスの野山の風景。大原の景色や庭のハーブを通して、自分が故郷イギリスの自然や家族ともつながっていることを感じることができるとおっしゃいます。
 


ベニシア・スタンリー・スミス(Venetia Stanley-Smith)
ハーブ研究家。1950年、貴族の館で知られるイギリス・ケドルストンホール生まれ。京都大原の古民家に暮らし、78年から英会話学校をはじめ、「ベニシア・インターナショナル」を設立。その後、ハーブガーデンを作り始め、手作りの暮らしを実践。ハーブやガーデニングに関する記事を雑誌や新聞に執筆し注目を集める。著作は、『ベニシアのハーブ便り〜京都大原の古民家暮らし』(世界文化社)など。
 
 
全写真:『ベニシアのハーブ便り〜京都大原の古民家暮らし』(世界文化社)より 撮影:梶山正
 
 

2018.11.16

Botanical Recipe

Botanical Recipe32
朝を元気に。彩り鮮やかボタニカルオープンサンド

寒さが本格的になってきました。こんなときこそ朝ごはんをしっかり食べて、元気に出かけましょう。野菜やフルーツを彩りよく盛り付けたオープンサンドは、朝が楽しみになる朝食メニューです。

「野菜」や「ハーブ」を使ったメニューや楽しみ方を"食のプロ"に教えていただく「ボタニカル・レシピ」。今回は野菜やフルーツを飾ったボタニカルオープンサンドレシピを、料理研究家の上島亜紀先生に教えていただきます。
 
 

キウイフルーツでつくるバラのフレッシュオープンサンド

キウイフルーツは「フルーツの王様」と呼ばれるほど栄養価が高い果物。美肌と疲労回復に役立つビタミンC、腸内環境を整える食物繊維、むくみを予防するカリウムなど、女性にうれしい栄養素がぎゅっとつまっています。さらに、キウイフルーツをスライスして重ねていくと、綺麗なバラの花をつくることもできます。ミントで葉っぱのイメージを作り、ブルーベリーをアクセントに散らすと、小さなバラの庭が食卓に出来上がりますよ。
キウイフルーツでつくるバラのフレッシュオープンサンド
 
<キウイフルーツでつくるバラのフレッシュオープンサンド>
■材料(2人分)
・食パン(6枚切り) … 1枚
・キウイ(緑・黄色) … 各1/2個
・ブルーベリー … 6~8個
・ミントの葉 … 数枚
・マスカルポーネ … 50g
・メイプルシロップ … 大さじ1/2

■作り方
1. 食パンにマスカルポーネを塗る。
2. キウイは端を落とし皮を剥いて、縦半分に切り、その半分を横に2㎜幅にスライスする。キウイのスライスを皿やまな板の上でスライドさせながらずらし、巻いてまとめてバラの花の形に整える。

3. 1に2をきれいに並べ、隙間にブルーベリーとミントを飾り、メイプルシロップをかけて艶感を出して出来上がり。
 
 

ミニトマトのフレッシュオープンサンド

朝に摂りたい野菜の一つがミニトマト。100gあたりのリコピン含有量を比べると、トマトの210mgに比べて、ミニトマトは290mgも含まれています。リコピンは血流を改善するのにも役立つといわれていますので、急に肌寒くなるこれからの季節におすすめ。ビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富で、脂肪を燃やす作用のあるリノール酸も含んでいますので、女性にうれしい野菜ですね。可愛いミニトマトを色鮮やかに飾ったフレッシュオープンサンドは、元気をたくさんいただける、おすすめ朝メニューです。
ミニトマトのフレッシュオープンサンド
 
<ミニトマトのフレッシュオープンサンド>
■材料(2人分)
・食パン(6枚切り) … 1枚
・きゅうり … 1/3本
・ラディッシュ … 1個
・プチトマト(赤・黄色) … 各2個
・オリーブオイル … 小さじ1
・ハーブソルト … 少々
 

・ゆで卵 … 1個
・マヨネーズ … 大さじ1/2
・水切りヨーグルト … 大さじ1/2
・ハーブソルト … 小さじ1/4~1/3

■作り方
1. ゆで玉子をフォークで細かく潰し、Aの調味料を入れてよく混ぜる。
2. 食パンに1を塗る。
3. きゅうり、ラディッシュ、プチトマト(赤・黄色)を薄くスライスし、食パンに彩りよく縦に並べる。
4. 仕上げにハーブソルトを全体にかけ、オリーブオイルをかけて出来上がり。
 
フレッシュオープンサンドは、朝の忙しい時間にも手軽に作れる、朝食の強い味方。野菜やフルーツがたっぷりで満足感が得られるため、サンドイッチよりもカロリーが気になりません。小さくカットしてお皿に並べれば、これからのパーティーシーズンにもぴったり。ぜひチャレンジしてください。
 

 
 
調理監修 上島亜紀
料理家。パン講師、食育アドバイザー、ジュニアアスリートフードマイスター取得。簡単に作れる家庭料理からおもてなし料理まで、幅広く提案。主宰する料理教室「A's Table」では、楽しくて美しいおもてなし料理を、不定期開催の子どもの料理教室「Chanto!Chanto!」では、作ること、食べてもらうことの楽しさを伝えている。著書は、『はじめてでもおいしくできる 梅干し・梅レシピの基本』(朝日新聞出版 共著)など多数。最新刊は、『無水調理からパンまで何度も作りたくなるストウブレシピ』(ナツメ社)。
 

2018.11.09

Botanical Goods

Botanical Goods23
木のぬくもりが伝わる木製グッズ

秋も深まり、肌寒さを感じる季節です。あたたかみのある木のグッズを身近においたり、大切な人に送ったり。森と木のぬくもりを感じてみませんか。

植物に関しての名著や、写真集、そしてグッズなどをご紹介するボタニカルブックス&グッズ。今回は、木製のおもちゃとポストカードを紹介します。
 
 

遊んでも飾っても楽しめるオーストリアの木のコマ

子供の頃に「コマ」で遊んだ記憶のある方も多いのではないでしょうか。かわいい木製のデザインで、大人も楽しむことができるのが、オーストリアのコマ専門工房「Klaus Mader(クラウス・マーダー)社」の手がけるコマです。職人の木へのこだわりと丁寧な手仕事から生まれる木製のコマには、削り出しは創設者のKlaus Maderさんが行い、着色は妻のMargit Maderさんが担当するなど、家族の愛情がこもっています。着色は色鉛筆で行われますが、100年は色褪せず、独特の色彩が長く楽しめるそうです。オーストリア産の木材にこだわり、カラフルでありながらも、やさしく、木のぬくもりが感じられる仕上がり。色やデザインも豊富に用意されていますので、お好きなものをいろいろ選んで遊んだり、お部屋に飾ってみてはいかがでしょう。
アラ・ブント
 
アンドレクライセル・アラベスク
 
リング・トップファイヤー
 

メッセージを木に託して届けるフィンランドのポストカード

思いやメッセージを託して大切な人に送るポストカードにも、ぬくもりが感じられる木製のものを選んではいかがでしょう。「Lovi」は森の国フィンランドで生まれた、白樺の木で作られたポストカード。白樺は、北欧の国々では幸運をもたらす木とされており、白樺のアイテムは「幸せの贈りもの」とされています。そんな白樺のカードにはあらかじめ切り込みが入れられており、パーツを抜き出して、組み立てれば様々なオブジェが作れるように工夫されています。枝が繊細にカーブしたユニークな形のツリーや、フィンランド発祥のムーミンの家族たちなど、接着剤や工具を使わず、手だけで簡単に作れます。相手の方の笑顔を想像しながら、カードをいろいろ選ぶのも楽しいですね。
ミニクリスマスツリー
 
ムーミンシリーズとクリスマスツリー
 
 
見て、触れて、遊んで、長く大切にすることが出来る木製グッズたち。木目や色の美しさ、木のぬくもりに触れて、心豊かな時間を過ごすことができそうですね。
 

2018.11.02

Herbal Life

Herbal Life32
色と香りを楽しみたい、秋に咲くバラの魅力

都内有数のバラ園で知られる「旧古河庭園」では、ちょうど今、秋に咲くバラが見頃を迎えています。
 
今回のハーバルライフは、秋に咲くバラの魅力と、秋ならではのバラのアレンジをご紹介しましょう。
 
 

「旧古河庭園」の秋のバラ

和と洋が調和した庭で知られる「旧古河庭園」。庭園の最大の魅力は、春と秋に美しく咲き誇るバラです。春と秋では、同じ品種のバラでもその花の色合いに違いが生まれます。朝晩の冷え込みが強くなる秋は、昼と夜との気温差により、花が本来持つ色がより鮮やかになり、香りもより強くなるのです。秋は、花一輪一輪の色や香りをじっくり楽しむのがおすすめの鑑賞法です。旧古河庭園で、秋に美しく花を咲かせるバラの品種をいくつかご紹介します。
 
20世紀半ばにフランスで生み出された「ピンクピース」は、華やかなピンクのカップ咲きが特徴で、フルーツ系の強い香りを楽しむことができます。
ピンクピース
 
少しオレンジ色がかった朱色の大輪の花を咲かせる「ローラ」は、鉢植えでも育てやすい品種として知られています。
ローラ
 
 

香りと色を楽しむ秋バラアレンジ

「ピンクピース」や「ローラ」のように、秋ならではの美しい色合いを楽しめ、お花屋さんで手に入りやすいのが、「オールフォーラブ」と「ヴィクトリアンシークレット」です。青みがかったキレイなピンクの「オールフォーラブ」は、秋に咲くバラならではの香りのよさも味わうことができます。「ヴィクトリアンシークレット」は、ややオレンジがかった独特の色合いを持つ、秋のバラの代表品種。花持ちもいいので、お花屋さんでも人気のバラとなっています。2色のバラの花をより引き立たせるため、なずなやアイビー、キイチゴの葉などの多彩な緑も一緒にアレンジして、秋の自然の中に咲くバラをイメージして飾りましょう。明るいグリーンの中でバラの色合いがいっそう輝きます。
オールフォーラブとヴィクトリアンシークレットのアレンジ
 
 
気温が徐々に下がる秋は、より色のキレイな美しいバラが生まれます。澄んだ空気の中、庭園を散策しながら楽しむのもよし、お部屋に飾って楽しむのもよし。秋に咲くバラの色と香りに包まれて、優雅なひとときをお過ごしください。