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あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で輝くライフスタイルを!

植物のめぐみを取り入れたライフスタイル「BOTANICAL LIFE」を、テーマ別に週替わりでご紹介します。
植物の世界からあなたに届く「美しい贈りもの」です。

2016.12.02

Herbal Life

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手作りリースで楽しむ“ボタニカルクリスマス”

年末の忙しさとともに華やかな月が始まりましたが、12月のメインイベントといえば、何といってもクリスマス。街中もモミの木、ヒイラギなど、クリスマスらしい植物でにぎわい、リースを目にすることも多くなります。 
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12月のハーバルライフは、インテリアを素敵に演出してくれる「リース」がテーマ。フラワースタイリストの平井かずみさんに、リースに込められたストーリー、「手作りリース」の作り方や楽しみ方を教えていただきます。 

「リース」に込められたストーリー

リースの歴史は古く、由来には諸説ありますが、主に2つです。ひとつは、途切れることのない輪を“永遠の象徴”として、平和を願って作られたというもの。もうひとつは、夏の終わりから秋の収穫物でリースを作り、今年の収穫に感謝し、来年の豊作を願うというものです。 
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使われる植物にもそれぞれ意味があり、定番のモミの木や月桂樹といった常緑樹は1年中枯れることなく緑の葉をつけていることから“永遠の命”、ヒイラギの葉はトゲがあることから“魔除け”、その赤い実は“愛”という意味がそれぞれ込められています。また、マツボックリやリンゴの実もリースに使われることが多いですが、これは収穫、神への捧げものを意味しています。リースの素材となる植物ひとつひとつに込められたストーリーに目を向けると、リースがもっと温かく特別なものに感じられるのではないでしょうか。 

手作りリースで感じる植物の力

植物をより身近に感じられる、リース。手作りするとなると、難しいと感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、基本は土台に花材を挿し込むだけ。特別な道具は必要ないので、材料さえ揃えればお家で気軽に作ることができます。フラワースタイリスト、平井かずみさんのおすすめは、数種類の樹木の枝を合わせて作るシンプルなリース。用意するものは、サンキライの細いツルを束ねたタイプのリース土台と、数種類の木の枝。今回はヒムロスギとコニファー・ブルーバード(針葉樹)、コニファー・ブルーアイス(針葉樹)、ミモザ、シンジュバ・アカシアなどで作ります。土台はホームセンターで、緑の枝はこの時期ですとお花屋さんでも売っていますし、ガーデニング用品の専門店でも手に入れることができます。 
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まず、リース土台の直径に応じて、挿す枝を切り分けます。リースの土台の直径が20cmなら、挿す枝は10cmというように、土台の直径の半分が目安。枝の下端2〜3cmの葉を取り除き、1本1本土台の輪に沿うように内側から外側に向けて挿していきますが、45度ほどの角度を付けるのがコツです。 
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1周したら完成。数種類の木の枝を使うことによって緑のグラデーションが出るとともに、豊かな葉の香りも楽しむことができます。そして、その緑の中に実の素材をプラスしてアレンジしてみましょう。例えば、ユーカリ、バーゼリア、リューカデンドロン、ヒオウギ。これらを添えると森の中をイメージした、より本格的なリースができあがります。 
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できれば、1日たっぷりと時間をとって植物たちと触れ合いながら、作る時間を楽しみましょう。この1年を振り返ったり、お世話になった人に感謝したりと、ゆっくり“自分自身と向き合う時間”にするのもおすすめです。 

温かみのあるクリスマスを演出する飾り方

思いを込めて作ったリースにクリスマスらしい演出を加えてみましょう。玄関のドアに掛けて飾るのが一般的とされていますが、家の中に飾るのもおすすめです。例えば「壁に飾る」ときは、クリスマスツリーの飾り付けに使うようなガラスのオーナメントも一緒に掛けたり、クリスマスカードをそばに貼ると、ちょっとしたクリスマスコーナーが家の中にできあがります。また違うサイズのものを数種類作り、テーブルの中央に下から大きい順に重ねて置く「立体リース」も、食事を楽しくしてくれます。中央にろうそくの形をしたライトを立てると、クリスマスらしさが出て食卓をより温かく演出してくれますね。 
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『季節を愉しむリースづくり』より/撮影:宮濱祐実子

家の中にリースがひとつあるだけで、植物を感じられる温かみのある空間が広がります。植物に込められた特別な意味や思い。これらをくるりと愛らしくまるめたリースは、作っても飾ってもきっとあなたに、特別な時間と空間を届けてくれます。クリスマス時期ならではの演出を加えて、ぜひ楽しんでみてください。



平井かずみ(ひらい・かずみ)
フラワースタイリスト
ikanika 主宰。挿花家・谷匡子に師事。自由が丘の「caféイカニカ」を拠点に、「花の会」や「リース教室」を全国各地で開催。暮らしの中に季節の花をしつらえる“日常花”を提案している。雑誌や広告でのスタイリングを担当するなど、幅広く活躍中。著書に『季節を愉しむリースづくり』『フラワー スタイリング ブック』(ともに河出書房新社)など。