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あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で輝くライフスタイルを!

植物のめぐみを取り入れたライフスタイル「BOTANICAL LIFE」を、テーマ別に週替わりでご紹介します。
植物の世界からあなたに届く「美しい贈りもの」です。

2018.06.29

Botanical Journey

Botanical Journey8
北海道ならではの花と木々が輝くガーデン「上野ファーム」

北海道、旭川にある人気のガーデン「上野ファーム」には、自然の地形を生かした様々なテーマの庭が広がり、敷地内にある丘の頂上からは、雄大な北海道の田園風景が見渡せます。
  
今月のボタニカルジャーニーは、北国ならではの景色や植物の魅力を、ゆったりとした時間の中で味わえる「上野ファーム」の魅力をご紹介します。
 
 

「北海道ガーデン」を目指して

もともと上野ファームは、100年以上続く米農家でした。「お米を買いにいらっしゃるお客さまをもっとたくさんの花でお迎えしたい」。そんな思いからあぜ道に植えられたルピナスがガーデンへの第一歩となり、その後、一本の道が作られ、その周辺にハーブや一年草を植えて小さな庭が生まれました。さらに、北国で四季折々に咲く宿根草を組み合わせて個性的な庭を造りあげ、広さも当初の600坪から4000坪に広がり、今に至っています。
マザーズガーデンの始まりの道
 
 
現在、上野ファームのオーナーガーディナーを勤める上野砂由紀さんは、東京で会社勤めをしている時、地元で花作りに精を出すお母さまの影響で、ガーデニングを学ぶため渡英。庭造りを学び帰国後、本格的なガーデン造りをスタートさせます。伝統や深い自然観に基づいて造られるのが英国式ガーデン。上野さんは当初はそんな英国式ガーデンにこだわっていましたが、お客さまが北海道ならではの花や植物に感動されるのを目の当たりにし、英国式ガーデンを再現するのではなく、北海道の気候風土を大事にし、ここでしかできない庭造りをすることを決心します。寒暖差の激しい北国ならではの気候が生んだ鮮やかな花や植物の色合い、その植物や木々が一緒になって生み出す自然の庭、「北海道ガーデン」を目指したのです。「旭川は山に囲まれた盆地特有の気候を持ち、冬はマイナス30度、夏は30度を超えるなど寒暖差が激しい環境。この寒暖差がこそが、花をより美しく、植物をよりダイナミックに育てるんです」。上野砂由紀さんの言葉です。
バラの季節を迎えた上野ファーム
 
 

花の力が人を呼び、北の地に広がる輪

「花で農場の環境をもっと魅力的にして、都市と農村の交流点にしたい」。そんな家族の思いから始まった庭造りですが、現在では、季節で彩りの変わる10のゾーンや庭に、それぞれ個性的な花や植物との出会いが演出されています。上野ファームの庭造りの第一歩としてスタートした「マザーズガーデン」、緑と白樺の幹の白とのコントラストが美しい「白樺の小道」、そして、野生の野原をイメージした「ノームの庭」。真夜中に庭仕事を手伝うといわれる妖精、ガーデンノームにちなんでつくられました。
 
マザーズガーデン
  
ノームの庭
 
 
2001年にガーデンとしてオープンした当初は、誰も来ない日が続き悩んだこともあったそうですが、花や庭の美しさが口コミで少しずつ広がり、今では首都圏はもちろん、九州などからもご来場者が絶えません。小さな庭や花たちが、いつしかたくさんの人とのつながりを生み、広がっていった上野ファーム。北国に初夏が訪れる6月から夏にかけてはバラも咲き始め、ガーデンがもっとも賑わう季節です。ご来場された方の「ガーデンに咲いているあの花がほしい!」という希望から誕生した苗の直売所をはじめ、雑貨店、カフェも併設。コミュニケーションの場を増やすことで、花や植物を通して、ガーデンと人、人と人、植物と人との絆をますます深めています。
 
春は、雪解けとともに一斉に緑が芽吹き、花のリレーのように景色が日々変わっていきます。驚くように植物の背丈が伸びる初夏。鮮やかな色が加わる夏、そしてシックな色に染まる秋。「1年を通じて、花や自然は人を惹きつける力がある」、そう信じる上野さんが、北海道ならではの花や植物と力を合わせて造り上げたのがここ上野ファームなのです。
  

2018.06.22

Botanist

Botanist27
自然栽培で育てるエディブルフラワー 井上隆太郎さん

見た目も美しく、味わっても楽しめる。そんなエディブルフラワーやオーガニックハーブが、今多くのレストランやBARで人気を集めています。手がけるのは千葉、鴨川で自然農法を取り入れた農園を営む井上隆太郎さんです。
 
今月のボタニストは、食べられる花「エディブルフラワー」を独自の農法で育てる、GRAND ROYAL greenの井上隆太郎さんをご紹介します。
 
 

食べても楽しめる花、エディブルフラワーの魅力

葉や木の実だけでなく、「花」も食材として古くから利用されてきました。特にオランダでは、普段からエディブルフラワーを使った料理がおなじみです。もちろん日本でも、菜の花や食用の菊、紫蘇の花などが食材として好まれてきました。料理に使われても、香り付けや飾り程度という要素が強かったエディブルフラワーですが、今ではより積極的に料理の素材や、味のアクセントに使われ、しっかりとした味や香りが求められるようになってきています。そのエディブルフラワーを独自の自然農法で育てているのが、井上隆太郎さんです。自身の農園「GRAND ROYAL green」で常時20種類ほどの花や緑を育て、夏を前にした今の時期には、ハウスの中でナスタチウム、ボリジ、フェンネル、カモミール、アニスヒソップ、シナモンバジルなどが収穫の時を迎えています。ハウスの中で自然栽培で育てられ、一つ一つ丁寧に摘まれて収穫された花は、みずみずしい輝きに満ちています。

 
 

自然栽培へのこだわりが生んだ本当の美味しさ

井上隆太郎さんの農園「GRAND ROYAL green」は千葉県、鴨川市の里山にあります。井上さんは、もともとは装花やガーデンデザインを手がけ、花の販売も行うフローリストでした。レストランやBARの知り合いなどからエディブルフラワーが欲しいという注文を受けても、普通の観賞用の花市場では彼らが望む食材としての花を見つけることができず、それならと自分で育て始めます。

 
最初は鴨川に農地を借り、東京から通いながら農作業を行っていましたが、3年前に家族とともに移り住みました。目指しているのは美味しく、しっかりした味わいを楽しめる花やハーブ。そのために取り入れたのが自然農法です。一つのハウスの中に多種多様な花や植物を植えることで、里山や自然の野原に近い環境をつくり、花や植物が本来持っている味を引き出しています。また、化学肥料や動物性の肥料は一切使用せず、唯一使用する植物性の堆肥も必要最小限に留めています。肥料を多く与えれば、早く大きく育てることができますが、味が薄くなり自然の味がしなくなるそうです。大切なのは鴨川の気候や地質にあった花や植物を選んで育てること。また、同じハウスの中でも風通しの良い場所が好きな花、水はけの良い場所が好きな花など、きめ細かく環境に気を配ることで、それぞれの本来の味を引き出すことができるそうです。「自然と同じ環境で育てること」、それが井上さんのエディブルフラワーを美味しく、美しくする秘密なのです。

 
本当に美味しい花、ハーブを届けたい。そんな思いを込めて井上さんは、育て方だけではなく収穫のタイミングにもこだわり、食材をシェフたちに届けています。花は摘んだそばから傷んでいくので、数種の花を摘む時には、傷みやすい花は最後に摘むなどして、大切に収穫してゆきます。「料理の味の半分は畑で決まる」という思いで毎日花と向き合い、その成長にきめ細かく愛情を注いでいるのです。
 

2018.06.15

Botanical Recipe

Botanical Recipe27
ビタミンCとさわやかな酸味。リフレッシュレモンレシピ1

ジメジメした天気が続くと、心も身体も元気を失いがち。そんな時はレモンをたっぷり使ったデザートやドリンクはいかがでしょう。ビタミンCを補給して、酸っぱい刺激でリフレッシュ。元気をいただけますよ。

「野菜」や「ハーブ」を使ったメニューや楽しみ方を“食のプロ”に教えていただく「ボタニカル・レシピ」。今回はレモンをたっぷり使ったデザートとドリンクを、料理研究家の上島亜紀先生に教えていただきます。

 

レモンとミントのグラニテ

コース料理の途中やデザートとして供されるシャーベット状の氷菓子が「グラニテ」。料理の口直しに使われるだけあって、さわやかな味とシャリシャリとした冷たい食感が魅力です。今回のレシピは、搾りたてのレモンの果汁を使ったグラニテ。横半分に切ったレモンの中にフォークを入れて、果肉の中を回すようにすると上手にたっぷりと果汁を搾ることができます。また、レモンは触ってみて果肉の弾力が感じられるものを選ぶと、中には果汁がたっぷり詰まっています。フレッシュミントと組み合わせれば、いっそうさわやかでリフレッシュできますよ。
レモンとミントのグラニテ
 
<レモンとミントのグラニテ>
■材料(2人分)
国産レモン(無農薬、減農薬)スライス … 2枚
フレッシュミント … 2枝
はちみつ … 大さじ4
国産レモン(無農薬、減農薬)搾り汁 … 1個分
ゼラチン … 5g
リキュール(キルシュなど) … お好みで少々
 
■作り方
1. ボウルに、はちみつ、レモン汁、水100mlを入れよく混ぜる。

2. 小鍋に100mlの水を沸騰させ火から下ろし、ゼラチンを入れてよくかき混ぜ、1に手早く混ぜ、ミントの葉のみじん切り、お好みでリキュールを加え更に混ぜる。
3. 2を保存袋に入れバットにのせて冷凍庫で40分凍らせ、手揉みでほぐす。また凍らせ、ほぐすことを2回繰り返す。

4. 3を器に入れ、レモンのスライスとミントを飾る。
 
 

自家製レモンスカッシュ

レモンの果汁だけでなく、レモンそのものもたっぷり入ったレモンスカッシュです。中に入れるくし切り状のレモンは、果肉に付いた白い部分を削ぐように切りとっておくと、レモン果汁のよりすっきりとした味が楽しめます。また、レモンを凍らせておくことで、氷代わりに。レモンが溶けてきたら、レモンを混ぜたり少し押したりしてコップの中で果肉をほぐすと、最後までレモンの味がしっかり味わえます。
レモンスカッシュ
 
<レモンスカッシュ>
■材料(2人分)
国産レモン(無農薬、減農薬) … 2個
炭酸水(強めのもの) … 500ml
リキュール … お好みで少々
メイプルシロップ … 大さじ2
 
■作り方
1. レモンは8等分にくし切りし、冷凍する。

2. グラスに1、少量のリキュール、メイプルシロップを入れ、炭酸水を加える。
3. レモンを崩しながらいただく。

 
暑さや運動で体内に溜まった乳酸を分解してくれるクエン酸や、ビタミンCが豊富なレモン。レモンを使ったデザートやドリンクで、季節の変わり目を元気に乗り切りましょう。  
 
 
調理監修 上島亜紀
料理家。パン講師、食育アドバイザー、ジュニアアスリートフードマイスター取得。簡単に作れる家庭料理からおもてなし料理まで、幅広く提案。主宰する料理教室「A's Table」では、楽しくて美しいおもてなし料理を、不定期開催の子どもの料理教室「Chanto!Chanto!」では、作ること、食べてもらうことの楽しさを伝えている。著書は、『はじめてでもおいしくできる 梅干し・梅レシピの基本』(朝日新聞出版 共著)など多数。
 

2018.06.08

Botanical Goods

Botanical Goods18
自然から生まれた色彩、おやさいクレヨン

「おやさいクレヨン」は「お米」と「お野菜」からできたクレヨン。自然そのものの色を楽しみながら、自由に絵を描いてみてはいかがでしょうか?
 
今月のボタニカルグッズは、自然の素材から生まれた「おやさいクレヨン」をご紹介します。
 
 

国産の野菜からできた「おやさいクレヨン」

「おやさいクレヨン」は「お米」と「お野菜」からできたクレヨンです。主成分のワックスは、米ぬかを生成する際に排出される「ライスワックス」つまり「お米の油」を使用。野菜そのものの色に食品用の顔料をプラスして、お子さまが口に入れてしまうことも想定して作られています。それぞれの色には、「緑色」や「黄色」などの名前ではなく、「きゃべつ」色、「とうもろこし」色など、原料となった野菜の名前がそのままつけられています。色は全部で10色。最新の製品「おやさいクレヨンStandard」では、きゃべつ(青森県産、愛知県産)、ねぎ(青森県産、愛知県産)、ながいも(青森県産)、ごぼう(青森県産)、とうもろこし(青森県産、北海道産)、雪にんじん(青森県産)、りんご(青森県産)、カシス(青森県産)、紫いも(青森県産、九州産)、竹炭(青森県産)といった10種類の野菜が使われています。製造は60年もの歴史を持つクレヨン工場。自動化された機械では製造が難しいため、半手動生成機を使って、ひとつひとつ職人の手によって作られています。
 おやさいクレヨンStandard
 
 

「おやさいクレヨン」の優しい色の秘密

「おやさいクレヨン」には本物の野菜粉末が入っているので、描き心地は少しだけザラザラとしています。製造を手がける「mizuiro株式会社」の木村尚子さんは、藍染の展示を見に行く機会があり、様々なブルーの表情をみせる藍染に魅力を感じたそうです。文具が好きで、面白い文具を仕入れて販売するネットショップ運営も行っていたため、オリジナル商品として藍染インクの開発がスタート。その途中で藍染の青いインクだけではなく、さまざまな野菜色のインクの開発を始め、その後、インクからクレヨンに方向転換。ワックス成分の選定から始まり、各種野菜や果物のパウダー等を用いて、何度も試作を繰り返し商品化をめざしました。ある農家を訪ねた際に、規格外品として廃棄される野菜が多くあるということを知り、そんな野菜を再利用するというサスティナブルな製品であればと、商品化に決心がついたそうです。


野菜はできる限り、規格外で廃棄されるものや、出荷時にカットされる部分などを使用し、環境への優しさも考慮して「おやさいクレヨン」は誕生しました。「クレヨンをお子さまが使われる時に、お母さまが世界の食料事情のお話や、食べ物を無駄にしないという思いを共有することで、食べ物を大切にすることを学ぶきっかけになったり、食育になったら良いと考えています」。木村尚子さんのこんな思いが込められた「おやさいクレヨン」は、きっと子供たちのイメージの世界を広げ、自然観を豊かにしてくれることでしょう。
  

2018.06.01

Herbal Life

Herbal Life27
おしゃれで手軽な緑のインテリア、ハイドロカルチャー

観葉植物やハーブを、もっと簡単にお部屋で育てたい方におすすめなのが、「ハイドロカルチャー」です。人工の特殊な素材と水だけで植物が育つので、どこでも手軽に植物との生活を楽しむことができます。

今月のハーバルライフは、土を使わない植物栽培「ハイドロカルチャー」をご紹介します。

 

土を使わない植物栽培「ハイドロカルチャー」

ハイドロとはギリシャ語で「水」を、カルチャーは「栽培、耕作」を意味しています。ハイドロカルチャーは、この2つの言葉を合わせた造語です。ただ、水耕栽培とも違うのは水だけではなく、人工の土壌素材を使うことです。土の代わりに使うのは園芸用の人工の石や煉瓦。ハイドロコーンという茶色の発泡煉瓦が一般的ですが、色のついたカラーサンドという素材もあって、色や容器でアート感覚も楽しみながら植物を育てることができます。
ハイドロコーンとカラーサンド
  
ハイドロカルチャーは植物を入れる鉢の代わりにマグカップやガラスウエア、花瓶など、身近にある様々な容器で植物を育てることができます。ハイドロカルチャーにおすすめの植物のひとつが「アイビー」。お花屋さんのアレンジで花と合わせて使われることもあるお馴染みのグリーンですが、もともと生命力の強い植物ですから初心者でも安心して育てられます。フレッシュな緑の可愛い葉は、書棚でもキッチン棚でもインテリアと相性が良く、ぐんぐん育ちます。
アイビー
 
 

手軽に楽しくできる植物栽培

ハイドロカルチャーでは、ハーブも育てることができます。ミント、パセリ、ローズマリーやバジルなどをコップに水を入れて挿し、2〜3センチの根が出てきたらハイドロカルチャーに植え付けます。インテリア以外に料理にも使えるのでキッチンで育ててはいかがでしょう。
バジル
 
ハイドロカルチャーを育てる際に注意することは、まずは置き場所。植物によっては温度が上がりすぎると葉焼けがおきたり、根っこが蒸されて腐ったりしますので、直射日光が当たるところは避けて置きましょう。ただし、ハーブ類は時々日当たりの良い窓ぎわに置いて陽を当ててやるとよく育ちます。もう一つの注意点は水やりのタイミング。底に水抜きの穴がない容器を使うため、水がたまりすぎると根腐れをおこしやすいので注意が必要です。容器の中の水が完全になくなってから、水やりを行います。ガラスなどの透明の容器を使えば、中の状況が見えるので、初心者の方にはおすすめです。
 
おしゃれなマグカップや缶などを使って、アート感覚で植物栽培を楽しめるハイドロカルチャー。普段使いの容器で育てた植物は、より親しみ深い存在になりますね。