ノエビア

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あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で輝くライフスタイルを!

植物のめぐみを取り入れたライフスタイル「BOTANICAL LIFE」を、テーマ別に週替わりでご紹介します。
植物の世界からあなたに届く「美しい贈りもの」です。

2017.09.29

Botanical Journey

Botanical Journey6
苔の緑に癒される初秋の京都の1日

夏も終わり初秋の季節を迎えた京都。古都京都の神社仏閣の森や日本庭園で見られる苔の風景は、悠久の時の流れを感じさせ、柔らかな空気感を漂わせます。その自然の緑の絨毯には誰もが思わず心癒されることでしょう。 
国指定名勝 東福寺本坊庭園 北庭
 
9月のボタニカルジャーニーは、ゆっくりと巡る古都の苔の風景をご紹介します。

苔は悠久の時を伝える植物

苔は約4億年前、海から最初に陸にあがった植物として知られています。原始的ながら独特の構造を持っているため、厳しい環境にあっても、長く滅びることなく生き続けてきたといわれ、生命の先駆けともいえる植物です。日本では約1800種の苔の種類が確認されていますが、苔が好むのは適度な雨や清らかな水に恵まれた森、そして湿気を含んだ清らかな空気のある環境。苔は日本の気候風土にもっとも適した植物の一つであり、その景色は日本人の心の中の原風景と言えるかもしれません。

東福寺で楽しむ苔の庭との対話

苔が醸し出す風景を、様々な場所で楽しめるのが京都。その中でも苔の豊かな表情を、独特の景色の中で見せてくれるのが臨済宗大本山・東福寺です。創建は鎌倉時代。火災により何度か再建されますが、京都五山の一つにふさわしい偉容を持つ寺です。 
国宝 東福寺三門
 
境内にある通天橋は京都の紅葉の名所として有名で、晩秋の頃には多くの人で賑わいます。しかし、この時期に是非訪れたいのが昭和の作庭家、重森三玲による印象的な本坊庭園「八相の庭」です。完成は昭和14年。東福寺の創建年代にふさわしい鎌倉時代の質実剛健な風格が特徴ですが、苔の緑が随所に印象的に配置され、庭に描かれた禅宗の世界観と静かな対話を楽しむことができます。
 
庭園は東西南北に四つの名庭をもっていますが、苔を印象的に楽しむことが出来るのは西、東、そして北の庭です。まず西は、直線的なサツキの刈り込みと砂地の白に、柔らかな曲線の苔の緑の盛り上がりが配置され、まるで空から私たちの住む世界を見るようです。 
国指定名勝 東福寺本坊庭園 西庭(井田の庭)
 
東は円柱で北斗七星を表現した「北斗の庭」と呼ばれ、宇宙の広がりを鮮やかな苔の緑で感じさせてくれます。 
国指定名勝 東福寺本坊庭園 東庭
 
そして、北は市松模様の敷石の白さにウマスギゴケの深く厚い緑が映えて、無機質なデザイン空間にも関わらず自然の生命力を強く感じさせてくれます。四つの庭は廊下で繋がっており、まるで美術館で絵画を楽しむように、回廊を巡りながら多様な苔の景色を楽しむことができます。 

心洗われる苔の景色が広がる法然院

秋の雨の中で特に趣があるのが、浄土宗捨世派の本山、法然院です。京都の人気エリアである銀閣寺や哲学の道の近くにありながら、静かな佇まいを持っています。深い森の緑に囲まれた石の階段と坂道を登ると苔むした山門があり、境内には水を表す2つの砂盛りが作られ、この間を通ることは、心身を清めて浄域に入ることを意味しています。 
法然院 山門と白砂壇(びゃくさだん)
 
また「善気水」と呼ばれる名水の泉があり、池の水辺を囲む瑞々しい苔の緑は時が止まったような感覚さえ感じさせてくれます。こちらも紅葉の人気スポットですが、この時期は比較的ゆっくりと静かに、苔むした緑の景色を味わうことができます。京都旅行でもし雨の1日となったら、最優先で法然院を訪れてはいかがでしょう。
法然院 境内の池と苔
 
苔の深い緑と穏やかな雰囲気は、長い歴史を持つ京の風情には欠かすことのできないもの。苔のある景色を訪ねて、秋の古都を巡ってみませんか。
 
 
臨済宗大本山 東福寺(りんざいしゅうだいほんざん とうふくじ)
京都市東山区本町15丁目778
 
法然院(ほうねんいん)
京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30

2017.09.22

Botanist

Botanist18
よいワインはよい葡萄から。 タケダワイナリーのこだわりのワイン作り

9月、蔵王連峰の麓、山形県上山市にある「タケダワイナリー」の畑では、まさに収穫間近の葡萄が豊かな実をつけています。1920年の開園以来、葡萄作りにこだわり、山形の地にこだわったワインを作り続けているのです。 
マスカット・ベリーA種
 
今月のボタニストは、タケダワイナリーの五代目、岸平典子さんの葡萄とワイン作りへの思いをご紹介します。

山形・蔵王の自然に育まれた葡萄

この地でタケダワイナリーがワイン作りをはじめたのは、1920年(大正9年)。まず明治初期に初代となる武田猪之助氏が、地元山形でこの地を求めます。この蔵王連峰の麓の地は、山形県の内陸部特有の気候として、気温の寒暖差が大きく、秋の収穫時期に雨が少ないなど、葡萄栽培に適した環境に恵まれています。 当時はまだ果実栽培が主で、葡萄、サクランボ、柿などを育て、販売を行っていましたが、二代目の時にその葡萄でワインを作り始めたのがワイナリーのスタートとなります。三代目の重三郎氏は、葡萄とワイン作りにより強いこだわりを持ち、マスカット・ベリーA種など当時の新品種を植樹し、農園を広げてゆきます。そして、学生時代に口にしたフランス・ボルドーのワインに大きな感銘を受けた四代目の重信氏(現・タケダワイナリー会長)が、自らヨーロッパへワイン作りを学びに出かけるなど、研究に力をそそぎ、「よいワインはよい葡萄から」という思いを受け継いで、タケダワイナリーの今を作り上げていったのです。
高台に広がるタケダワイナリーの自社畑

地元山形にこだわるワイン作り

2005年に五代目の社長に就任した岸平典子さんは、フランスで葡萄栽培、ワイン醸造を学び、帰国。生まれ育ったこの地で本格的に醸造家として歩み始めます。フランスであれ日本であれ、ワインは究極のローカル飲料であり、その土地で育った葡萄で、その土地の人の手によって作られるもの。「この土地の味とは?」「この土地で作る意味があるものとは? 」。岸平さんにとってワイン作りは、自分への問いかけの毎日と言います。タケダワイナリーのこだわりは、山形県産葡萄100%または自家農園収穫葡萄100%の原料と、自家ワイナリーでの醸造。山形県産葡萄100%の「蔵王スターワイン」は年間6万本を出荷し、自家栽培のシャルドネ種を100%使用したスパークリングワイン「ドメイヌ・タケダ・キュベ・ヨシコ」は北海道洞爺湖サミットでも提供されました。数多くの名品を送り出していますが、その中でも岸平さんが、最もこだわって作りだしたのが、山形県が生産量日本一を誇る葡萄「デラウエア」を使った微発泡性ワイン、「サン・スフル白(発泡)」です。その果実酒独特の甘い香りと、すっきりとした味わいは、自然派ワインとして高い評価を得ています。「ワイン作りは決して一人ではできない」とおっしゃる岸平さんの、毎年頑張って葡萄を作ってくださる農家の方や、山形のデラウエアへの感謝の心がこもった一品です。
タケダワイナリ-の名品の数々
 
シャルドネ種

葡萄とワインは大地と自然の恵み

栽培地の気候とともに、葡萄作りに大切なのが畑の土壌です。タケダワイナリーでは、蔵王周辺独特の火山灰性の土地の地質を20年という歳月をかけて改良し、より葡萄栽培に適した土壌を作り上げてきました。岸平典子さんは「自然農法」にもこだわり、過剰な肥料を控え、化学肥料を使わず、可能な限りの低農薬で葡萄を育て、畑の中で自然のサイクルが成り立つように配慮されています。山や森の緑や花、果実は、これといった肥料もなく、人の手が加わらなくても毎年育ち、美しい緑を生み出し、それが何百年も続いている。これを手本として、豊かな自然のサイクル、環境を畑で再現して、そこで栽培を行うことにより、自然そのものの恵みが凝縮した葡萄の実が生まれてくるのです。 今年は天候不順もあり、葡萄の出来も気がかりですが、葡萄は本来お天気の影響と自然の恩恵を受けて実る農作物。その年その年の出来や個性を受け入れて、ベストなものをつくりだすことがワイン作りの使命であり、同時に醍醐味といえます。葡萄の生育を観察し、対話するなど、人の五感を駆使してこそ初めていいワインが出来る。そんな思いで、一房一房はすべて丁寧に手摘みされ、醸造、樽熟を経て、豊かな味わいを持つワインが生み出されています。
三代目から受け継がれる樹齢の70年のマスカット・ベリーA種
 
「タケダワイナリーの畑には、今も三代目が植えた70年という樹齢を持つマスカット・ベリーA種の古木があります。その古木が年輪を重ねてきたように、この地のワイン作りの歴史を引き継ぎ、よりよいものを生み出してゆきたい。畑に行くといつも思うのは、時間はお金では買えないということ。受け継いだ時間を大切に、山形の葡萄とワインの素晴らしさを未来に繋げて行きたい」。今も変わらぬ岸平典子さんの思いです。



タケダワイナリー
所在地:山形県上山市四ツ谷二丁目6-1
 

2017.09.15

Botanical Recipe

Botanical Recipe18
デザートから料理まで、幅広いメニューが楽しめる「いちじく」の魅力

夏から秋に季節が移るこの時期、店頭に並ぶ果物が「いちじく(無花果)」です。そのおいしさはもちろん、ミネラルやカリウム、食物繊維など、女性にうれしい栄養素が多く含まれています。 「野菜」や「ハーブ」を使ったメニューや楽しみ方を“食のプロ”に教えていただくボタニカル・レシピ。今回は「いちじく」を使ったレシピを、料理研究家の坂田阿希子先生に教えていただきます。 

おいしくて栄養豊富な「いちじく」の秘密

漢字で「無花果」と書く「いちじく」。実は花がないのではなく、外からは見えないだけ。実を半分に切ると中に赤いつぶつぶが見えますが、それがいちじくの花にあたります。  古代エジプトの壁画に描かれているほど歴史のある果物で、日本に伝わってきたのは江戸時代。当初は薬用として栽培されていましたが、やがて食用としても作られるようになりました。薬用として栽培されていただけに、いちじくは血圧を下げる効果があるカリウムを含んでおり、高血圧や動脈硬化などの予防に役立つとされています。また、ペクチンなど食物繊維が豊富で、フィシンというタンパク質分解酵素も含まれており、食後のデザートにも最適。消化を促進してくれます。そのままでも、火を通してもおいしく召し上がれますので、幅広いメニューで楽しむことができる魅力的な果実です。

手軽にできて特別の味わい「いちじくトースト」

朝のお出かけ前、忙しい時間でも手軽にできて栄養もしっかり摂れるのが、「いちじくトースト」です。食パンにバターを塗って、輪切りにしたいちじくを並べグラニュー糖をふり、こんがりと焼くだけ。仕上げにはちみつやホワイトバルサミコ酢をかけるといっそう食欲をそそります。
 
いちじくトースト
■材料(2人前)
食パン … 2枚
バター … 大さじ2
いちじく … 2個
はちみつ、ホワイトバルサミコ酢、グラニュー糖 … 適量
 
■作り方
1. 食パンにはバターを塗り、皮付きで(または皮をむいて)輪切りにしたいちじくを並べる。

2. 上にグラニュー糖を少々ふり、オーブントースターでこんがりとパンが色づくまで焼く。
3. 焼き上がりにはちみつとホワイトバルサミコ酢をかける。

エスニックにイタリアンに、アレンジも楽しめる「なすといちじくのマリネ」

火を通してもおいしい「いちじく」。なすの薄切りを焼いて、いちじくもフライパンで火を通し、ヨーグルト、にんにく、塩、レモン汁、クミンパウダー、オリーブオイルなどで和えると、トルコ風の「なすといちじくのマリネ」が簡単に出来上がります。同じく、なすといちじくを焼いたものを、オリーブオイル、ホワイトバルサミコ酢、塩で和えてイタリア風にアレンジも可能。その日の気分に合わせて楽しむことができます。
 
なすといちじくのマリネ(トルコ風)
■材料(2人前)
なす … 2〜3本
いちじく … 2個
アーモンド(ロースト) … 大さじ2
ヨーグルト … 大さじ2
レモン汁 … 適量
オリーブオイル … 適量
にんにくすりおろし … 少々
塩 … 少々
クミンパウダー … 少々
黒胡椒 … 少々
パプリカパウダー … 少々
 
■作り方
1. なすは皮をむいて縦に5〜6 mmの薄切りにし、オリーブオイルでしっとりするまで焼き、一度取り出す。
2. いちじくはくし切りにし、強火で1のフライパンでさっと焼いて取り出す。

3. ヨーグルト大さじ2、にんにく、塩、レモン汁、クミンパウダー、オリーブオイルはそれぞれ少々を混ぜておく。
4. なすといちじくを合わせ、レモン汁(半個分)、オリーブオイル小さじ2、塩小さじ1/3、クミンパウダー少々を加えて、粗く刻んだアーモンドと黒胡椒少々を加え、ざっくりと和える。

5. 盛り付けて3のソースをかけて、仕上げにパプリカパウダーをふる。
 
 
イタリア風にアレンジする場合は、クミンやヨーグルトは使用せずに、オリーブオイル、ホワイトバルサミコ酢、塩で和え、アーモンドを松の実にし、イタリアンパセリなどをちらして召し上がってください。
 
「いちじく」は 8月から10月にかけて、夏から秋に季節が移るこの時期が旬。ドライフルーツなどでも楽しむことができますので、できるだけ積極的に摂りたい果実の一つですね。

2017.09.08

Botanical Goods

Botanical Goods10
木のおもちゃで楽しむ癒しのインテリア

誕生のお祝いやお子さまへの贈りものとして人気の木のおもちゃ。あたたかな木の風合いや優しい肌触りは、子供たちと一緒に楽しんでも癒されますが、インテリアとして飾っても、自然の森の空気をお部屋に運んで来てくれます。 

植物に関しての名著や、写真集、そしてグッズなどをご紹介するボタニカルブックス&グッズ。今回は、木のぬくもりが感じられる木製のおもちゃをご紹介します。  

素朴でかわいい木の動物たち

木のおもちゃの定番が白木で作られたかわいい動物たちです。 木を加工して作られるからこそ表現できる、動物たちのユニークで優しい表情や形は、大人でも思わず手に取ってみたくなります。マストロジェペットの作る「動物積み木noe ノエ」 はヒノキで作られていて、動物のかわいらしさだけでなく、木の香りも楽しめるようになっています。ゾウ、ワニ、キリン、ペンギン、カバ、カンガルーなど、動物園でも人気の12種類の動物がパッケージされていますので、お部屋に置く場合は、月ごとに違う動物を飾ったり、いくつかを組み合わせることもできます。 
マストロジェペット「動物積み木noe ノエ」
 
また、子供たちが実際に乗って楽しむことができるのが、わかふじクラフトの「木馬」です。北海道に多く自生しているセンの木を使い、シンプルで木目がとても美しいため、子供たちが成長した後でも、お部屋に癒しのオブジェとして飾っておくこともできそうです。
わかふじクラフト「木馬」

思わず笑みがこぼれる木製パズル

木のやさしさに触れる楽しさに、ゲームの楽しさを加えたのが、木製パズルです。高知県産の良質な土佐ヒノキで作られる、山のくじら舎の「たまご恐竜パズル」は、大人も子供も思わず笑みがこぼれる木製パズル。卵を割ると中からかわいい恐竜が生まれます。使われている原料の土佐ヒノキは丸太の状態で仕入れられ、地元の製材所で形を整え、約1年間自然乾燥させたもの。じっくり自然乾燥することで、木の細胞を痛めることなく、独特の色や手触り、香りを引き出すことができるそうです。優しくて丈夫な木のおもちゃ作りへの愛情やこだわりが、触れているだけで伝わってきそうですね。
山のくじら舎「たまご恐竜パズル」

日本の森の音が聞こえる木琴

木で作られたおもちゃの中には、音を楽しむおもちゃもあります。その一つがオークヴィレッジの木琴「森の合唱団」です。子供のおもちゃとはいえ、しっかり一つ一つの音程を合わせて作られています。普通の木琴は音板の長さで音程を変えていますが、この音板はすべて同じ長さ。実は音板の木の種類を変えることで、同じ長さでも違う音程が出るように工夫されているのです。 ブナ、カバ、サクラ、ヒノキ、ナラ、トチなどが使われていて、木の個性である堅さや密度の違いが、そのまま音に反映されています。森や自然の多様性を、目と耳の両方で実感できますね。
オークヴィレッジ「森の合唱団」
 
そして、もう一つ、森の音が聞こえてくるおもちゃが、 ブナ材でできた無垢工房の「カスタネット」です。ユニークな四角いデザインの大小2つのカスタネットがセットになっていて、どちらも音を出して楽しむことができます。「木琴」と「カスタネット」、木の魅力を五感で楽しむことができる、まさに森からの贈りものですね。
無垢工房「ツインカスタネット」
 
日本の森を元気にするために。そんな思いも込めて国産材で作られた木のおもちゃ。子供だけのものととらえず、癒やしのインテリアとして見直してみませんか。

2017.09.01

Herbal Life

Herbal Life18
「EWファーマシー」が届ける新しいドライフラワーの楽しみ方

ケースの中に薬が整然と並んでいるように陳列されたドライフラワー。今月のハーバルライフは、調剤薬局をイメージしたというドライフラワー専門店「EWファーマシー」と、ドライフラワーならではの花を飾る楽しみをご紹介します。 

ドライフラワーとの新たな出会いが見つかる「EWファーマシー」

「EWファーマシー」には、調剤薬局に整然と並んだ薬のように、季節に合わせて厳選されたドライフラワーが陳列されています。お客さまは、まず好みのドライフラワーを5種類か10種類、選んでいきます。ドライフラワーの数やアレンジを、薬剤師に相談するようにショップのスタッフの方と決めていき、最後に透明のプラスチックのパックに密封して出来上がりです。ドライフラワーでブーケを作っていただいたり、透明のドームに花の部分や葉だけを詰めていただくことも可能です。店内に陳列されたドライフラワーの数は約20種類。自然の色合いを持つものから、鮮やかな色に染色されたものまで揃えられており、“ドライフラワーを選ぶ”という楽しさを体験することができます。

「薬」として使われた花や植物たち

もともと多くの花や植物は薬として、遥か昔から人々の生活になくてはならないものでした。「EWファーマシー」では、花だけではなくハーブなどもドライの状態で提供。「ファーマシー」という名前には、お店のディスプレイや販売スタイルと同時に、太古から人の命を支えてきた植物や花の歴史、人との絆という意味が込められているのかもしれません。最後に、お花の名前が載った「処方箋」のようなシートに、購入したドライフラワーをチェックして渡してくれます。そこにはドライフラワーの花言葉や効用、知識なども書いてあり、それぞれのドライフラワーへの理解を深められるようになっています。たとえば、ラベンダーには「古代ローマ人が入浴の時に芳香剤や肌着類の保存に用いた。花言葉は繊細、優美」、ジニア(和名百日草)には、「百日間も咲いているように感じるほど開花時期が長い。花言葉は恋の訪れ、自由」などと書かれていて、花の持つバックグラウンドも一緒に楽しむことができます。 
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ドライフラワーをより魅力的に楽しむために

この「EWファーマシー」をオープンしたのは、代々木上原のフラワーショップ「エデンワークス ベッドルーム」などをベースに、店舗の装飾から広告やファッションなどのシーンで活躍する篠崎恵美さんです。篠崎さんはお花屋さんに勤めながら独学で勉強し、フラワーショップを立ち上げますが、余った花が捨てられてしまうことに心を痛めて、このドライフラワーショップを思いついたそうです。お店で選んでパッケージしていただいたドライフラワーは、そのままデスクに置いたりして楽しむこともできますが、袋から出して、自分で好きに組み合わせ、お部屋の壁に飾ったり、グラスや花瓶にディスプレイして楽しむこともできます。 

自分でアレンジやデザインを工夫して楽しむことができる、「EWファーマシー」のドライフラワー。新しい「花」の魅力が見つかる素敵なアイデアです。ちょうど9月1日からは店頭のドライフラワーが、夏から秋の花や植物へと入れ替わります。ドライフラワーとはいえ、取り揃えられた花の種類や色合いで季節感も十分に楽しめます。




「EW.Pharmacy」
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-14-11
電話番号:03­­–6407­­–0701
営業時間:12:00〜20:00/不定休