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あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で輝くライフスタイルを!

植物のめぐみを取り入れたライフスタイル「BOTANICAL LIFE」を、テーマ別に週替わりでご紹介します。
植物の世界からあなたに届く「美しい贈りもの」です。

2017.04.28

Botanist

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今が盛り、弘前公園の桜を守る「桜守」たち

今年で100年目の節目を迎える「弘前さくらまつり」。東北に遅い春を届ける歴史ある行事です。弘前の桜は、青森を代表する果物「りんご」の木の剪定方法から生まれた独特の方法で、ひとつの花芽からいくつもの花が咲く、迫力のある花付きが特長。今年も今、満開のときを迎えています。 
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植物と素敵に関わる人を紹介する「ボタニスト」。今回は、日本有数の桜の名所、弘前公園の桜を守る、「桜守」の活躍をご紹介します。 

100年目の春 弘前さくらまつり

桜前線の北上とともに、4月下旬頃から開花をはじめる青森・弘前の桜。今年は4月18日に開花宣言が出され、今、まさに満開のときを迎えています。弘前公園に桜が植えられたのは1715(正徳5)年。藩士が京都の嵐山からカスミザクラなどを持ち帰ったのが始まりです。その後、明治に入って城内に1000本のソメイヨシノが植栽され、1895(明治28)年、弘前城跡が公園として一般開放されました。その後もソメイヨシノの植栽は続き、大正時代には見事な桜で埋め尽くされ、現在では東京ドーム10個分の敷地に約2600本の桜が育ち、この時期の桜は、訪れる人たちのため息を誘っています。 
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弘前の桜を守る「桜守」たち


弘前市民に長く愛されてきた大切な桜、この桜を代々守ってきたのが「桜守」の存在です。弘前市役所緑地公園課に務める橋場真紀子さんは、2006年に樹木医の資格を取り、2014年に念願の「桜守」となります。仕事の大半を占めるのが園内の桜などの木の状態を「見る」こと。桜の開花の季節が近づくと、たっぷり毎朝2時間以上をかけて園内を見回り、木の状態を観察します。それは「見る」というより「診る」という作業。枝や幹は雨や雪、風などに曝されるうえに、最近では、酸性雨や排気ガス、桜の木の回りを囲むコンクリートの影響など、木を衰弱させる環境が増えているそうです。枝や幹はもちろん、根の状態、 花の咲き方、花の数、そして、落ち葉の状況まで気を配り、痛んだ木は手当をしてゆきます。 手当の七つ道具は「剪定鋏」「鋸」そして、「双眼鏡」、「樹木用の薬液・消毒液」など。常時携帯して大掛かりなもの以外は、自分の手で処置をします。
 
特に、桜の木の健康と花付きを守るため、最も大切な作業とされているのが剪定作業です。2月から3月にかけてが桜の木の剪定の季節になりますが、弘前公園では剪定の後の枝の切り口を消毒する時に、消毒剤に墨汁を混ぜたオリジナルの液を作り塗っています。切り口に菌がつくことを防ぎ、切り口の見た目の痛々しさもなくしてくれる弘前独特の手法です。
 
ソメイヨシノは、いったん傷を受けると自己回復力が弱く、人の手によって維持する努力が欠かせません。春になれば桜は自然に咲くものと思いがちですが、桜を守る人の存在が不可欠なのです。1年を通して桜の状態を見守り、手当をする「桜守」の存在を知ると、よりいっそう桜の花への愛情と感謝が深まりますね。  

桜の未来のために

由緒ある桜を守る人を、敬意を込めて呼ぶ言葉として生まれた「桜守」。彼らは桜の木を守り、同時に桜の花が生みだす景観にも心を砕きます。花が一挙に咲き、一挙に散ることで、無数の花びらが鏡のようにお城のお堀一面を覆って生まれる「花筏」は、弘前公園ならではの景色の一つ。 また、お堀に垂れ下がった独特の桜の枝の姿は、豪雪地帯だからこその雪の重みで枝がしなり出来上がったもの。 その分、枝や幹の状態に気を使い出来上がった景観です。 
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ソメイヨシノの寿命は50年から60年、しかし弘前公園の桜は100年以上になるものもあり、日本最古と言われるソメイヨシノも毎年、力強く花を咲かせています。桜の木を手当してあげることで、60年の寿命が80年になり、80年の寿命が100年になる。桜守の存在があってこそ、未来に向けて桜の花は開花し続けることが出来るのです。
 
幼い頃から、弘前さくらまつりが好きで地元の桜とともに育った橋場真紀子さん。寒い冬をけなげに乗り越え、春、その命を華やかに咲かせる桜。橋場さんは嫌なことがあると公園にある展望台に上り、桜を眺めて、心を落ち着かせたそうです。かつて自分の心を癒してくれた桜を、「桜守」の一人として努力を惜しまず、未来に繋げたいと、桜の季節が巡りくるたびに思いを新たにされています。 

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桜守 橋場真紀子
樹木医  青森県大鰐町出身、弘前中央高校卒業。1999年から弘前市みどりの協会で弘前公園植物園のガイドや、市民の植物や園芸の相談に乗る「みどりの相談員」などを務め、2014年4月から弘前市公園緑地課主事。弘前の桜守の一人として先人の伝統と思いを受け継いで桜を守っている。

2017.04.21

Botanical Recipe

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季節の変わり目に元気をくれる! 新玉ねぎのスープレシピ

「野菜」や「ハーブ」を使ったメニューや楽しみ方を“食のプロ”に教えていただく「ボタニカル・レシピ」。今回は、今、旬の野菜「新玉ねぎ」を使ったスープレシピを料理研究家の柳瀬久美子さんに教えていただきます。新玉ねぎは甘く、柔らかいのでスープにもぴったりの野菜。 季節の変わり目に元気をくれるおすすめメニューです。
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新玉ねぎが元気をくれるわけ

秋に種を撒き、翌年の春に収穫する「新玉ねぎ」。通常、玉ねぎは保存状態を良くするため、収穫後、風にあてて乾燥させますが、新玉ねぎはすぐに出荷するため、水分が豊富で柔らかいという特徴があります。甘みがあり辛みが少ないので、生でスライスしてサラダに使うことも多く、料理に春らしいアクセントを添えてくれます。また、炭水化物をエネルギーにかえてくれるビタミンB1が豊富で疲労回復、不眠にも効果があるとされており、辛みの成分「硫化アリル」は抗酸化作用が強く、 血流促進や整腸作用などの効果も期待できます。季節の変わり目に元気をくれる新玉ねぎは、特にスープにすることでより甘みが増し、玉ねぎが苦手な人でもおいしくいただけます。玉ねぎの栄養素は水にさらすと、流出して失われがちですが、スープにすると栄養素を逃がさず摂取できるのもうれしいですね。普段食べている玉ねぎとは違う、まさに春だけの貴重なおいしさを楽しめる食材です。 

新玉ねぎと卵のふんわりスープ

柔らかいので手軽に調理でき、元気をもらえる「新玉ねぎ」は、まさに忙しい朝にもぴったりの食材。「新玉ねぎと卵のふんわりスープ」はいかがでしょうか。まず、新玉ねぎをすこし厚めにスライス。オリーブオイルでさっと歯ごたえを残して炒め、そこに固形スープのもとと水を入れて煮て、仕上げに溶き卵を流し入れると出来上がり。お皿に入れたスープにパセリを散らして召し上がってください。朝食だけでなく、ランチやディナーの一品に加えても食卓がオシャレな雰囲気になる洋風スープです。
新玉ねぎと卵のふんわりスープ

■材料(2人分)
新玉ねぎ … 1ケ
オリーブオイル … 大さじ1
水 … 400cc
固形スープの素 … 1/2〜1ケ(メーカーによる)
ローリエ … 1枚
塩・胡椒 … 適宜
卵 … 1ケ
パセリ … 適宜
 
■作り方
1. 新玉ねぎは縦に5ミリくらいのスライスにする。卵は割りほぐしておく。
2. 鍋にオリーブオイルを熱し、新玉ねぎを入れさっと軽くソテーしたら水と固形スープとローリエを加え5分ほど煮立てる。
3. アクをとり、味を見て塩・胡椒で調味して卵を加えさっと煮立てる。
4. 器に注ぎ、パセリの刻みを散らす。

新玉ねぎと桜鯛の和風スープ

また、新玉ねぎをお吸いもの感覚で楽しめる一品が「新タマネギと桜鯛の和風スープ」です。使うのは新玉ねぎと、これも今が旬の桜鯛。春が旬のもの同士のとても季節感のある組み合わせです。 まず、新玉ねぎは、1個を半分にカットしそれを再び大きめにカット、ちょっとゴロっとした感じのほうがより新玉ねぎらしい食感を楽しめます。出汁で煮て、最後に焼いた桜鯛を入れると出来上がり。注意点は、生の状態の桜鯛には塩とお酒をふりかけて15分ほど置き、水分が出るのでそれをよく拭き取ってから焼くこと。水分が残っていると風味が生臭くなるので注意が必要です。こちらも食卓に出す時に紫蘇の花を飾ると、春らしさが目でも一層味わえます。
新玉ねぎと桜鯛の和風スープ
 
■材料(2人分)
桜鯛 … 100g
酒 … 大さじ1
オリーブオイル … 小さじ2
新玉ねぎ … 1ケ
だし汁 … 400cc
生姜スライス … 1枚
塩 … 小さじ1/2強
薄口醤油 … ごく少々
紫蘇の花穂 … 適宜
 
■作り方
1. 桜鯛は骨を取り一口大にカットして、酒と塩(塩は分量外)をふりかけ15分くらいおく。
2. 新玉ねぎは縦半分にカットしたらそれぞれ4か6等分のくし切りにする。
3. テフロン加工のフライパンにオリーブオイル小さじ2を熱し、水気を丁寧に拭いた桜鯛を皮目の方からさっと火を通しバットなどにあけておく。
4. 別の鍋にだし汁と生姜スライスを入れ火にかけ煮立ってきたら新玉ねぎを加えさっと火を通し、塩と薄口醤油で調味する。
5. 桜鯛を鍋に入れ煮立てない程度の弱火で全体を温めたら器に盛り付ける。
6. シソの花穂など緑を添える。 

普段、料理に使う玉ねぎは、他の食材のおいしさを引き立てる脇役的な存在です。でも、春に登場する「新玉ねぎ」は料理の主役になる食材。調理のコツは、火を通し過ぎずにさっと煮たり、さっと焼くこと。 どんな料理にも合うので、ぜひこの時期、積極的に食卓に取り入れてみてください。



柳瀬久美子(やなせ・くみこ)
レストランや洋菓子店などでの修行を経て、渡仏。エコール・リッツ・エスコフィエでディプロマを取得。帰国後、独立し、書籍や雑誌、広告などで幅広く活躍中。本格的な味わいで美しい料理に定評がある。自宅では料理教室とお菓子教室を主宰。

2017.04.14

Botanical Books

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桜を撮る一期一会のまなざし『SAKURA』

冬を過ごした心に華やぎをもたらしてくれる桜。その短い美しさをとらえ、残し、伝えるために、独自の手法で桜を撮る写真家、鈴木理策さん。日本の自然の美、桜が一冊の写真集に収められています。 
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©2016 Risaku Suzuki / Courtesy of Taka Ishii Gallery, Christophe Guye Galerie

「植物」に関しての名著や新刊書、写真集、そしてグッズなどをご紹介する「ボタニカルブックス&グッズ」。今回は独特のまなざしで桜を撮影する写真家・鈴木理策さんの新作写真集『SAKURA』(edition.nord)をご紹介します。  

SAKURA』とは?

美しい色彩感覚で、時間や空間を見事に切り取る写真家・鈴木理策さんの最新写真集が『SAKURA』(edition.nord)です。1995年から、作品のテーマとして桜の花とレンズを通して向き合い、多くの作品を発表してきました。ある時、奈良・吉野山を訪れ、ふとしたきっかけで迷い込んだ山に咲く桜の幻想的な空間に魅せられ、それからは毎年、桜を求めて撮影の旅を続けています。 今回収められた桜の写真は、昨年、奈良・吉野山、そして東北・弘前で撮影が行われたものです。

桜と出会って感動する心と向き合う

鈴木さんの写真の特徴は「絵」として桜の花や風景を切り取るのでなく、桜の中に自ら身を置き、桜と向き会い、その心の震えや心の揺れを写真を通して表現していること。満開の桜咲く空間に迷い込んだかのように、ピントの差違により生まれた空白が奥行きと広がりを感じさせてくれます。同時に、自然に吹く風さえもが表現され、めぐり来た春に満開の桜と向かいあう喜びが満ちています。 
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©2016 Risaku Suzuki / Courtesy of Taka Ishii Gallery, Christophe Guye Galerie

そして、今回の作品集の最大の特徴は、散り舞いおちた水面一面に浮かぶ無数の「桜の花びら」。弘前城のお堀を埋め尽くすピンクの花びらと、枝に咲き乱れる花が、より立体的で華やかな構図でその場所ならではの桜の美しさを実感させてくれています。
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©2016 Risaku Suzuki / Courtesy of Taka Ishii Gallery, Christophe Guye Galerie
 
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©2016 Risaku Suzuki / Courtesy of Taka Ishii Gallery, Christophe Guye Galerie
 
©2016 Risaku Suzuki / Courtesy of Taka Ishii Gallery, Christophe Guye Galerie

「写真は証拠。説明するのではなく、桜を見て人の気持ちが震え、揺らぐ感覚を作品にしたい。風景ではなく、桜を見て感動するその時の心を撮りたい」、そんな思いでとらえられた去年の桜は、今年もその美しさを伝えています。 

日本の美を生み出す、移ろうものへの愛情と視点

桜以外にも鈴木さんは、波や水など一瞬に現れ、姿を変え、消えるものを捉え続けています。輝くような緑に溢れる新緑の季節の熊野の森、すべてを白く覆いやがて春とともに消えてゆく雪、一心に咲き乱れ、時を短くして散りゆく桜。季節とともに生まれ、姿を消し、やがて季節が巡り来ることで再び生まれる生命への憧れ、喜びが作品の根底に流れています。同時に、それこそが日本人の美意識の基本にある世界観。四季があることで日本に生まれた多くの言葉や表現。その多様さは些細な違いかも知れませんが、その違いこそが「味わい深さ」に繋がるもの。写真も、些細な違い、移ろいを捉えることで「味わい深さ」が生まれる。日本に生まれた自分が表現できる面白さは、日本の四季や自然を置いて他にはない。これが鈴木さんが思う日本の四季、日本の美への思いです。

「桜の開花のピークはたった半日ぐらい、そんな花や植物は他にはない。 だから、自然を撮る中でも桜は特別。桜の満開が近づいても、ピークの手前に雨が降ることもある、風が吹くこともある。その年それぞれ違いがあり、同じ桜を同じ場所で二度とは見ることはできない。そんな変化や違いがあるから、桜に惹かれるのかも知れない。この時期には気持ちがはやります!」今年も桜を追う鈴木理策さんの旅は、吉野、弘前へと続きます。



鈴木理策(すずき・りさく)
写真家。1963年和歌山県生まれ。1987年東京綜合写真専門学校研究科修了。2000年第25回木村伊兵衛写真賞、2006年第22回東川国内作家賞、2006年和歌山県文化奨励賞、2008年日本写真協会年度賞、2015年さがみはら写真賞を受賞。写真集に『White』『Stream of consciousness』(共にedition.nord)、『海と山のあいだ』(アマナサルト)、『Atelier of Cézanne』(Nazraeli Press)、『熊野 雪 桜』(淡交社)、最新刊は『SAKURA』(edition.nord)。2006年より東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授。

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新潟を拠点にアートブックを出版する独立系出版社。2009年の立ち上げ以来、鈴木理策氏をはじめさまざまなアーティストとの協働を続けている。日本だけではなく海外からも注目を集める。
『SAKURA』は、4月下旬に一般書店にて販売開始予定。

2017.04.07

Herbal Life

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春に幸せを運ぶ花!春のラッキーフラワーたち

4月、新生活に心躍らせている方も多いのではないでしょうか?新学期、新しい職場など、新たな環境での生活に、大きな味方となってくれる春のラッキーフラワーをご存知ですか? 
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4月のハーバルライフは、春のラッキーフラワーがテーマです。元気をくれる花、プレゼントに最適の花、そしてどんな時も私たち女性の気持ちに寄り添ってくれる花について、フラワーセラピストの内田順子さんに教えていただきます。 

春のラッキーフラワー1 「ライラック」

寒い冬を乗り越えて咲く花々や新緑の葉。春は一年で植物たちが一番元気な季節です。そんな植物の生命力をもっとも強く感じさせてくれる花のひとつが、「ライラック」。ライラックは、フランス語から「リラ(Lilas)」とも呼ばれ、北国の春の到来を象徴する花としても知られています。4月から5月にかけて紫色や白い花を咲かせますが、その上品な香りは、香水の原料としても広く知られています。ライラックの花言葉は「友情」「初恋」など。可憐な花が寄り添って咲くその姿は、まさに花言葉そのままに清らかです。ライラックの代表的な花の色である薄紫は、心理学では「癒し」の色とされており、不安な心に安らぎを与えてくれます。リビングや玄関など、帰宅してすぐ目にできる場所に飾っておくと、その色と香りで1日の疲れを癒してくれることでしょう。慣れないことが続き、初めての出会いも多いこの季節、ライラックに元気をもらって、毎朝、新たな気持ちでお出かけしたいですね。

春のラッキーフラワー2 「ブルースター」

春の門出のお祝いに、花を贈る機会も多いのではないでしょうか。そんな時におすすめなのがブルースター(オキシペタルム)。その名の通り星形になった水色の5枚の花びらが愛らしい花です。小さくても幸せを呼ぶ強いパワーを持った花で、その星の形から「希望の星」とも呼ばれています。日本でも最近はウエディングに飾る花として使われるようになりましたが、もともとヨーロッパではお祝いごとによく使われ、どんな花とも相性がよいため、ブーケを作る時にも重宝されています。ちなみに、花嫁はどこかにブルーのものを身につけると幸せになるという言い伝えもあるそうです。 花言葉は「幸福な愛」。自分自身のためにも、身近な人へのお祝いにも、「ブルースター」は幸せと希望を運んでくれる花なのです。 

春のラッキーフラワー3 「ガーベラ」

キク科のガーベラは、持ちがよく一年を通して人気の花ですが、春が旬です。華やかなその花の形はフラワーアレンジメントにも人気があります。ピンク、赤、黄、オレンジと色も多彩。色によって花言葉が異なり、豊富なメッセージを届けてくれます。例えば、ピンクのガーベラの花言葉は「熱愛」。恋愛運をアップさせ、女性らしさを後押ししてくれます。オレンジのガーベラの花言葉は「冒険」。背中を押してくれ、何かにチャレンジする時には勇気を与えてくれます。赤いガーベラの花言葉は「情熱」。元気をくれるので、いつもお部屋に飾っておきたい花の一つです。色によって様々なパワーを秘めている「ガーベラ」。自分の気分や贈る相手の状況に合わせて、選んでみてはいかがでしょうか。 

さて、春のラッキーフラワーを飾るときの注意がひとつ。花は時間が経つとどうしても切り口が痛んできますので、花持ちを良くして綺麗に飾るためには、こまめに茎の切り口を切って、生けてあげるのがコツ。茎が短くなるごとに、生ける容器を大きな花瓶から小さな花瓶にし、最後はガラスコップなどに変えてあげると、同じ花の表情がお部屋の中で変化していきます。最後は茎をすべて切って、お花だけ水を張ったお気に入りのお皿に浮かべても、また違った表情を楽しむことができます。一つの花を長く愛していく気持ち、それは自分自身を大切にする心にも繋がっていくことでしょう。
 
期待や楽しみとともに、ストレスや不安を感じやすいのが新年度。プラス指向のエネルギーがとても強い「花」は、人の持つ「悪い気」を吸って、「いい気」を出してくれる存在です。お家の中に一輪あるだけでリフレッシュ効果がありますから、春のラッキーフラワーと上手につき合って、待ちかねた春の日を健やかに過ごしたいですね。



内田順子(うちだ・じゅんこ)
フラワーセラピスト・フラワーデザイナー
ブルーベル代表・JMFA代表。母が華道師範のため、幼少時より花に接し、欧米で認知され、医療分野でも活用されている「フラワーセラピー」を知り、「心理学と花」を融合したセラピー方法を実践。平成8年に「フラワーサロンブルーベル」を表参道に開業、講演やセミナーで活躍中。著書に『お花を飾る習慣が子どもを育てる』(中経出版)、『恋がかなうハッピー花セラピー』(メディアファクトリー)、『色えんぴつセラピー』(日本能率協会マネジメントセンター)など。