ノエビア

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あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で輝くライフスタイルを!

植物のめぐみを取り入れたライフスタイル「BOTANICAL LIFE」を、テーマ別に週替わりでご紹介します。
植物の世界からあなたに届く「美しい贈りもの」です。

2016.12.30

Herbal Life

Special
あなたがいいな!と思ったボタニカルライフベスト10

2016年4月からお届けしてきた「ノエビアボタニカルライフ」。これまでにご紹介したボタニカルライフの中から、好評をいただいた「2016ボタニカルライフベスト10」を今回はご紹介しましょう。


第1位 10月7日
Herbal Life7
ガラス瓶の中に広がる植物の不思議な世界! ボトルブーケが彩る癒しの生活空間
 
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さまざまな色や形の植物たちがガラスの中に息づく「ボトルブーケ」。ガラスに閉じ込めて見ることで、よりリアルに切り取った植物の世界が感じられ、しかもファッショナブル。ライフスタイルショップ「Green Fingers(グリーンフィンガーズ)」をプロデュースするプラントアーティスト川本諭さんが作る「ボトルブーケ」は、ユニークなインテリアアイテムとして、日本だけでなく海外でも人気を集めています。置き場所も選ばず、日々の手間もかからない、あなたのボタニカルライフの大きな味方です。


第2位 4月22日
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風水コンサルタント工藤沙美さんに聞く! 快適ライフに「ボタニカル風水」のすすめ
 
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「植物の力」でより生活を快適にする「ボタニカル風水」を、風水コンサルタントの工藤沙美さんに教えていただきました。風水の力を借りてその置き場所や植物の種類にこだわると「緑」の力が「気」の流れを変えて、部屋から受ける癒しや開運力がより高まるのだとか。お部屋の中の模様替えを考えている方にもぴったり。少しの知識と工夫で“大地のパワー”を味方にし、優しく見守ってもらいましょう。


第3位 10月21日
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「きれいな花は、人もきれいにする」〜花薬膳の魅力とレシピ
 
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2回に渡ってお届けした、国際中医師・国際中医薬膳師の大田ゆう子先生に教えていただく「花薬膳」。中国に昔から伝わる“花の効用”を身体に取り入れる、美しい知恵を生かしたレシピです。美しさと魅惑の香りで女性に幸せをもたらす花。心に安らぎを与えてくれるだけでなく、女性の体調を整え、気持ちを支えてくれる特別な存在です。金木犀の花とはちみつで作る「ハニー桂花(けいか)」などを生活に取り入れて、幸せと美しさを手に入れましょう。


第4位 12月2日
Herbal Life9
手作りリースで楽しむ“ボタニカルクリスマス”
 
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12月のメインイベントといえば、何といってもクリスマス。フラワースタイリストの平井かずみさんに、リースに込められたストーリー、「手作りリース」の作り方を教えていただきました。リース作りは難しいと感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、基本は土台に花材を挿し込むだけ。特別な道具は必要ないので、材料さえ揃えればお家で気軽に作ることができます。 一度作り方を覚えると春夏秋冬と様々な材料で作れるので、季節感をより楽しめます。是非、チャレンジしてみてはいかがでしょう。


第5位 12月16日
Botanical Recipe9
バラの花の魅力をそのまま楽しめるとっておきのスイーツとは!?
 
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日比谷花壇では、バラの香りを最も豊かに味わう最高の一品として「花咲くローズマカロン」を開発・誕生させました。その香りを届けるこだわりのひとつが「朝摘み」。ローズマカロンに使われる特別なバラ “さ姫”の花が最も香り高くなる早朝のわずかな時間を狙い、ひとつひとつ手摘みで収穫。気品ある香りがそのままスイーツ作りに活かされています。ひと口食べるごとに今咲いたばかりのような花の香りが、ふわっと口の中に広がり、まるでバラの花びらを “ 摘む”ように楽しめるスイーツです。


第6位 10月28日
Botanist7
京の和紙の里、黒谷。和紙職人ハタノワタルさんがこの地で暮らし紙を漉く思いとは。
 
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800年の歴史を持つ黒谷和紙の魅力と和紙職人として生きる思いを、ハタノワタルさんに語っていただきました。黒谷で採られた楮、その楮にひと工程ずつ丁寧な人の手が加わり作られる黒谷和紙。心から信じられるものだけを使い、心から信じられる人との絆で生み出される和紙と、その和紙から生み出されるハタノさんのあたたかみのある作品。植物から生まれ、日本人ならではの美的感覚を刺激する、ぬくもりや尊さは黒谷和紙ならではの魅力です。


第7位 11月4日
Herbal Life8
収穫の秋に楽しみたい、ベジタブルアートの魅力とは?
 
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様々な色、形の野菜を組み合わせて飾る“ベジタブルアート”。ベジタブルフラワーアーティストの李美栄(り・みえい)さんに、野菜を飾る魅力や作り方について教えていただきました。ピーマンの鮮やかな赤、オクラの個性的なシルエットなど、これまで意識しなかった野菜の姿、形をベジタブルアートによりしっかり見ることで、生命力や力強さを“目”で捉えることができます。花や観葉植物とは、ひと味違った力強い生命力が、ベジタブルアート独自の魅力といえます。


第8位 6月24日
Botanist3
プラントハンター西畠清順さんと不思議な植物たち2
 

世界には27万種類の植物が自生し、園芸種なども加えるとその数は70万種類にのぼるともいわれています。私たちは一生で、そのうち何種類の植物と出会い感動することができるのでしょうか? 地球を駆け巡り、植物とともに感動を届けてくれるのが「プラントハンター」の西畠清順さんです。人間の理解の及ばない不思議な植物と触れ合うことで、人のイメージも無限に広がります。世界が植物の力で「笑顔」の溢れる場所に変わってゆく。西畠さんたちプラントハンターの仕事は「植物」を探し出し運ぶだけでなく、世界の人々の心を植物の力で動かす可能性を秘めています。


第9位 9月2日
Herbal Life6
花が五感を刺激する。デジタルで再発見する植物の世界「FLOWERS BY NAKED
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色、かたち、香り。植物には、私たちの“五感”を魅了する魅力がたくさん詰まっています。六本木、東京ミッドタウンにて2016年8月、1ヶ月にわたり開催され、独創的な演出で話題を呼んだ「フラワーズバイネイキッド(FLOWERS BY NAKED)魅惑の楽園」は、「自然」×「デジタル」で、五感を刺激するイベント。主役はもちろん花ですが、「フラワーズ」は、グリーンや鳥など、命あるものすべてが息づく楽園を象徴しています。生花、オブジェ、映像、インタラクティブ、香り、飲食などの要素に、さまざまな演出が凝らされ、訪れた人々が何かを体感する楽しみが「フラワーズ」の世界には溢れています。


第10位 9月9日
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写真集「世界遺産 屋久島」が綴る荘厳な自然と悠久の時間
 
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写真家三好和義さんは、タヒチ、ハワイなど「楽園」をテーマに数多くの作品を発表され、「富士山」「京都」「仏像」などにも撮影対象を求められています。そして、9年という歳月をかけて撮影に挑んだのが「屋久島」。写真集「世界遺産 屋久島」には、荘厳な「自然」と地球が歩み続けてきた悠久の「時間」が収められています。巨木と歩んだ森の長い歴史と、豊かな雨水が作り上げた島の自然が見せる様々な情景。一つ一つの写真から濃厚な森の空気が伝わり、三好さんが出会った光景を強烈に共有体験することが出来ます。


いかがでしたか?あなたがいいな!と思った2016ボタニカルライフベスト10。2017年も素敵なボタニカルライフをお届けします。お楽しみに!

2016.12.23

Botanist

Botanist9
ニューヨークを彩る世界最大級のクリスマスツリーを支える人たち

アメリカ、ニューヨークを代表するランドマーク、ロックフェラー・センター。毎年ここに据えられ世界中から注目を集めるのが、高さ20メートルを超える、世界最大級のクリスマスツリーです。 ニューヨークのクリスマスの象徴とも言えるこの巨大なツリーの輝きの裏には、伝統と緑を守るガーデンチームの活躍があることをご存知ですか? 
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植物と素敵に関わる人を紹介する「ボタニスト」。今月は、ニューヨーク・ロックフェラー・センターのクリスマスツリーを巡る物語です。 

シーズン到来を告げる希望のツリー

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マンハッタンの観光、ビジネスの中心地であるロックフェラー・センター。ここに巨大なクリスマスツリーが運ばれてくると、ニューヨークは本格的なクリスマスシーズンを迎えます。最初にこのロックフェラー・センターにクリスマスツリーが立てられたのは、世界大恐慌直後の1931年のこと。センターの建築現場だった場所に、高さ6メートルのツリーを立てたのが最初と言われています。点灯式が正式に始まったのはセンターの一部が完成した1933年からで、それ以来、明るい未来を祈る希望のツリーとして人々に愛され続けてきました。ツリーに使用する常緑樹が、「常緑」、つまり冬場でも葉を落とさず常に緑を保っていることから、力強さ、永遠の命、神の永遠の愛を象徴するという思いを込めて飾られます。

最高のツリーを探し続ける、ガーデンチームの一年

ニューヨークのクリスマスの象徴として立てられるロックフェラー・センターのツリーは、このセンターの緑化を管理するガーデンチームが選び抜いた、一年で最高のもみの木です。選ばれるツリーの条件は、高さ20メートル以上、幹の周囲が14メートル以上あること。そして丈夫で悪天候に耐え、数万個ものLEDライトを支えるため、しっかりとした枝振りであること、また、左右対称で形が美しいことも求められます。
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ガーデンチームのスタッフは1年を通してこのツリー探しに奔走します。チームは6人体制で、ヘッドガーデナーのErik Pauzeさんはツリー探しのキャリア30年のベテラン。まず、飛行機やヘリコプターに乗って空から探し、候補になりそうな木を見つけると、今度は実際に訪れてその木を下からじっくり眺め、状態を見ます。ツリーが見つかるプロセスは、毎年それぞれで昨年は、持ち主が応募してきた写真がきっかけでした。最高の木を求めるためなかなか条件にあったものが見つからず苦労する年もあります。そのためチームのスタッフは、郊外の友達や家族に会いに行く時や旅行やドライブの時も常に周りを見回し、一年中いい木がないかを探しているのだそう。彼らにとって、クリスマスツリーを探すのは生活の一部のようになっています。
 
ちなみに、いい木は森の中ではなく普通の家庭の庭に植えられていることがほとんどで、今年飾られているツリーもニューヨーク州郊外の家の裏庭にあったもの。持ち主からニューヨークへのクリスマスプレゼントとして無償で寄付され、飾られた電飾はセンターの屋上に据えられたソーラーパネルの電気で、クリスマスシーズン毎夜輝き続けます。

クリスマスツリーが生み出す緑のサイクル

ツリーは見つけて、飾り付けて終わりではなく、翌年1月7日まで美しく保つことも、彼らガーデンチームの大切なミッションです。毎朝ホースで大量の水を足し、周囲を掃除し、雪が降れば除雪作業を行います。世界最大級のツリーは、チームの根気と体力に支えられているのです。そして、約1ヶ月に渡りニューヨーカーや世界中から訪れる人々を楽しませたあと、このツリーにはもう一つの大切な役割が残っています。第二の役割として、家を建てるための建材として再利用されるのです。被災地や恵まれない人たちのためにボランティアで家を建てる非営利団体「Habitat of Humanity」に寄付され、ニューヨークで幸せをふりまいたもみの木が、今度は「家」となって人々を見守ります。ガーデンチームは、誰かのために暖かい心を贈るというクリスマスのスピリッツを「もみの木」で伝え続けています。 
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ロックフェラー・センターは実は1つのビルではなくマンハッタンの48丁目から51丁目、5番街と6番街の間にある19のビル群。このエリアの緑を守り、管理するのもガーデンチームの大切な仕事です。一般公開していない歴史あるルーフトップ・ガーデンやプロムナードなど大小合わせて25のガーデンエリアを常に花と緑で綺麗に整え、春や夏には花のイベントを行うなど、 一年中植物を楽しむことができる街づくりに貢献しています。
 
「訪れた人がツリーを見て微笑みを浮かべたり写真を撮ったりするのを見るのが、自分にとって大きな喜び。世代を超えて続く素晴らしい伝統です。ロックフェラーセンターは、このクリスマスツリーのシーズンが終わると、イースターに備えてユリの花でいっぱいになります。ガーデンチームが支える花と緑の街並、一度は歩いてみてはいかがでしょうか」(Erikさん)

2016.12.16

Botanical Recipe

Botanical Recipe9
バラの花の魅力をそのまま楽しめるとっておきのスイーツとは!?

「野菜」や「ハーブ」を使ったメニューや楽しみ方を“食のプロ”に教えていただく「ボタニカル・レシピ」。今回は、女性が愛してやまない「バラ」の魅力と、その花を楽しむスイーツをご紹介します。
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バラが女性に愛され続けている理由

「花の女王」ともいわれるバラが太古の昔から愛され続けているのは、“女性を幸せに導く力”があると信じられているから。その気品ある香りには、ストレス解消や安眠作用に加え、幸福感をもたらす効果があるとされています。さらにアンチエイジング効果も報告され、まさに、女性に生き生きとした力を与えてくれる、計り知れない魅力を持つ自然の恵みといえますね。生花だけでなくアロマテラピーやハーブティなど、このバラの魅力を日々の生活に取り入れる方法はさまざま。積極的に取り入れて、あなたも幸福感に包まれてみませんか?

バラの花びらを散りばめたスイーツ「花咲くローズマカロン」

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古代ローマでは、バラを食べると幸せになるという言い伝えがあったことから、様々な料理や飲みものにバラが使われていました。そして、そのバラをスイーツ作りに活かしたのが日比谷花壇の「花咲くローズマカロン」です。原料となっている「バラ」は食用に開発された品種「さ姫」です。実はこの「さ姫」は食用のみの栽培で、普段お花屋さんでは決して見ることの出来ない貴重なバラです。開発したのは島根県の「奥出雲薔薇園」。ここ奥出雲薔薇園では、「忘れられない薔薇を作る」を合い言葉に、品種や栽培技術を磨き、10年の月日をかけてこの「さ姫」を生み出しました。 
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強い香りと深紅の色、そして肉厚な花びらが特徴で、その花の大きさも通常のバラの2〜3倍にもなります。日比谷花壇では、この「さ姫」を最大限に楽しむためのスイーツ開発を行い、その香りを最も豊かに味わう最高の一品として「花咲くローズマカロン」が誕生しました。そして、その香りを届けるこだわりのひとつが「朝摘み」。奥出雲薔薇園では、“さ姫”が最も香り高くなる早朝のわずかな時間を狙い、ひとつひとつ手摘みで収穫、汚れのない気品ある香りをそのままスイーツ作りに活かしています。ひと口食べるごとに今咲いたばかりのような花の香りが、ふわっと口の中に広がり、まるでバラの花びらを “ 摘む”ように楽しめ、”五感”で花を感じるスイーツです。
 
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マリーアントワネットの人生を彩ったバラ

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18世紀を代表する歴史のヒロイン、フランス王妃「マリーアントワネット」にとってもバラは特別な存在でした。ヴェルサイユ宮殿内の中にバラ園をつくり、自らバラを育てたというのは有名な話ですが、そのほか当時めずらしかったバラの植物油だけでつくった香水を愛用したり、14歳でウィーンから輿入れする際に、沿道の人々にバラの花びらを振り撒いたりという話も残っているほど。ロマンティックなファッション、贅の極みを尽くしたアクセサリーに身を包み、きらびやかな生活を送っていたとされるマリーアントワネット。その華やかさをいっそう引き立たせていたのもバラの秘めた力なのかもしれません。
 
当時のマリーアントワネットが暮らした空間や時代を体感できる展覧会「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリーアントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」も、現在開催されています。バラが与えてくれた自然の恵みを得てひときわ輝いた「マリーアントワネット」。足を運んでその人生に触れてみるのもよいかもしれません。
 
女性が愛してやまないバラ。その花言葉は「永遠の愛」や「美」など、心が刺激されるものばかりです。私たちの“憧れ”がたくさん詰まった、ロマンティックなイメージの象徴 “バラ”。さまざまな形で楽しむことで、きっと暮らしに豊かさと彩りが加わっていくのではないでしょうか。
 
 

「花咲くローズマカロン」
日比谷花壇が贈るフラワースイーツコレクション
http://www.hibiyakadan.com/hibiyakadan-sweets/
 
 
「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリーアントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」
開催期間:2016年10月25日(火)〜2017年2月26日(日)
会場:森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ 森タワー52階)
http://www.ntv.co.jp/marie/

2016.12.09

Botanical Goods

Botanical Goods2
贈りものからインテリアまで、「ジャパンブルー」に包まれた暮らし

誕生日、記念日、そして間もなくやってくるクリスマス。誰に何を贈ろうか、もし、少し悩んだら、日本古来の「藍染め」のプレゼントはいかがでしょう。藍染め集団リトマスが手がける「ジャパンブルー」の作品には、使う人の毎日をやさしく包むナチュラルな魅力が溢れています。 
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植物に関しての名著や、写真集、そしてグッズなどをご紹介するボタニカルブックス&グッズ。今回は、「ボタニスト」にもご登場いだいた藍染め集団、リトマスの作りだす藍染め品の魅力、藍の色をめぐる物語や、藍と暮らす素敵なライフスタイルをご紹介します。

身近にあるものにこそ藍の色を

リトマスの手がける藍染めは「灰汁発酵建て(あくはっこうだて)」。大切に育てられた「タデアイ」の葉から作られる自然の原料を使い、手作業で染めてゆく日本古来の染色技法です。自然の発酵の力を借りながら、「青」を作りだしてゆきます。そして、リトマスの考える藍染めは、その色が終着点ではなく、始まり。その青を人々の生活の中でどう輝かせるかを思い、仕事を続けています。彼らが初めて、自分たちのリトマスブランドで作った藍染め品はTシャツでした。それは日々、藍を身にまとって暮らして欲しいという思いから。 古くは手ぬぐい、作業着、暖簾などが藍染めから生まれるものとしておなじみでしたが、リトマスではニット帽、トートバッグ、ポーチ、ストールなども展開、普段身近にあるものにこだわり、「藍」のある毎日を提案しています。 
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「藍」が伝える心の言葉

一口に藍と言っても、実は様々な濃淡で色の名前がつけられているほど、その染めだされる青の表情は豊かです。淡い色は少しだけ藍瓶の中で染められたもの、つまり「瓶の中を少しだけのぞいた程度」ということで、「瓶のぞき」。続いて濃くなるごとに「浅葱色(あさぎいろ)」、「納戸色(なんどいろ)」、「縹色(はなだいろ)」、「濃藍(こいあい)」、「紺色(こんいろ)」と続き、もっとも濃く染められたものを「褐色(かちいろ)」と呼びます。鎌倉時代には武士の服や武具はこの色に染められ、相手に「勝つ」ようにとの縁起をかつぎ、藍の色に命を預けていました。また、藍の顔料は江戸時代に浮世絵にも使われ、その青によって当時の人々の生活が生き生きと描かれ、北斎や広重の色彩感覚を支えていました。原料を育て、作る人、藍を建て染め上げる人、多くの人の手と時間を経てその色は生まれてきたもの。だからこそ、藍の色は言葉以上に思いを伝え、人の心を表現するのかもしれません。 
 
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写真は、藍染め品を作るときに余る生地で作ったリトマスオリジナルバッジ。貴重な藍を少しも無駄にしたくないという気持ちから生み出されたもので、様々な藍の色合いが手軽に楽しめます。

ジャパンブルーと暮らし、ジャパンブルーを贈る。


さらに、「藍」をもっと身近なものにするために、贈りものにも使って欲しいと作ったのが、今や大人気となった「 ムーンカレンダー の手ぬぐい」です。1年間の月齢がデザインされたこの藍染めの手ぬぐいは、今やプレゼントの定番になり、「日本の青」を手軽に楽しめるものとして海外でも知られはじめています。
 
また、リトマスの藍色を家具に取り入れたのがNychair(ニーチェア)。1970年に日本人デザイナーの手により生まれ、今では世界40カ国で販売されるグローバルデザインの椅子となっています。シンプルで美しい、Nychairの機能的なデザインをリトマスの青がより印象的にしています。 
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「いろんな人との関わりに支えられ、リトマスがあります。デザイナーだったり、カメラマンだったり、原料を作る人だったり、まずそんな身近な人に愛され続けるように努力することが大事だと思っています。すべてはこの藍の色、このジャパンブルーの青があるから、気持ちが通じ合うし、もの作りで一緒にチャレンジも出来ています。そして、これを使ってくれる人が、今度は藍のある暮らしを楽しみ、伝え、広げてくれている。そんな循環の中にいられることは、なにより幸せです。この色を作った自然、見つけたひとはスゴい!と思い、毎日染めています。」(リトマス 吉川和夫さん)
 
人と自然の力が一つになり生み出された藍の色。かつて、藍が普段の生活の中に溢れ、価値あるものだったように、一部の人だけのものではなく、多くの人が手に取り、何かを感じ、使い、誰かに贈る。その繰り返しの中で、再び藍の「ジャパンブルー」に溢れた国が蘇るはずです。 



藍染め集団 LITMUS
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LITMUS (リトマス)という名前は、彼らが大好きだったサーフィン映画のタイトルと、自分たちの発信する色に「反応」して欲しい、そんな思いを合わせて付けられた。2000年にスタート。現在は湘南、鵠沼でタデアイ作りも手がけ、日本に古くから伝わる天然の素材のみを使用した染色技法「灰汁発酵建て」を行う。そのこだわった技法を自らのフィルターを通し、素材や概念にとらわれない作品づくりで「日本の藍色」を表現している。その作品は手ぬぐい、暖簾、帽子、Tシャツからバッグ、椅子にまで及ぶ。

2016.12.02

Herbal Life

Herbal Life9
手作りリースで楽しむ“ボタニカルクリスマス”

年末の忙しさとともに華やかな月が始まりましたが、12月のメインイベントといえば、何といってもクリスマス。街中もモミの木、ヒイラギなど、クリスマスらしい植物でにぎわい、リースを目にすることも多くなります。 
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12月のハーバルライフは、インテリアを素敵に演出してくれる「リース」がテーマ。フラワースタイリストの平井かずみさんに、リースに込められたストーリー、「手作りリース」の作り方や楽しみ方を教えていただきます。 

「リース」に込められたストーリー

リースの歴史は古く、由来には諸説ありますが、主に2つです。ひとつは、途切れることのない輪を“永遠の象徴”として、平和を願って作られたというもの。もうひとつは、夏の終わりから秋の収穫物でリースを作り、今年の収穫に感謝し、来年の豊作を願うというものです。 
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使われる植物にもそれぞれ意味があり、定番のモミの木や月桂樹といった常緑樹は1年中枯れることなく緑の葉をつけていることから“永遠の命”、ヒイラギの葉はトゲがあることから“魔除け”、その赤い実は“愛”という意味がそれぞれ込められています。また、マツボックリやリンゴの実もリースに使われることが多いですが、これは収穫、神への捧げものを意味しています。リースの素材となる植物ひとつひとつに込められたストーリーに目を向けると、リースがもっと温かく特別なものに感じられるのではないでしょうか。 

手作りリースで感じる植物の力

植物をより身近に感じられる、リース。手作りするとなると、難しいと感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、基本は土台に花材を挿し込むだけ。特別な道具は必要ないので、材料さえ揃えればお家で気軽に作ることができます。フラワースタイリスト、平井かずみさんのおすすめは、数種類の樹木の枝を合わせて作るシンプルなリース。用意するものは、サンキライの細いツルを束ねたタイプのリース土台と、数種類の木の枝。今回はヒムロスギとコニファー・ブルーバード(針葉樹)、コニファー・ブルーアイス(針葉樹)、ミモザ、シンジュバ・アカシアなどで作ります。土台はホームセンターで、緑の枝はこの時期ですとお花屋さんでも売っていますし、ガーデニング用品の専門店でも手に入れることができます。 
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まず、リース土台の直径に応じて、挿す枝を切り分けます。リースの土台の直径が20cmなら、挿す枝は10cmというように、土台の直径の半分が目安。枝の下端2〜3cmの葉を取り除き、1本1本土台の輪に沿うように内側から外側に向けて挿していきますが、45度ほどの角度を付けるのがコツです。 
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1周したら完成。数種類の木の枝を使うことによって緑のグラデーションが出るとともに、豊かな葉の香りも楽しむことができます。そして、その緑の中に実の素材をプラスしてアレンジしてみましょう。例えば、ユーカリ、バーゼリア、リューカデンドロン、ヒオウギ。これらを添えると森の中をイメージした、より本格的なリースができあがります。 
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できれば、1日たっぷりと時間をとって植物たちと触れ合いながら、作る時間を楽しみましょう。この1年を振り返ったり、お世話になった人に感謝したりと、ゆっくり“自分自身と向き合う時間”にするのもおすすめです。 

温かみのあるクリスマスを演出する飾り方

思いを込めて作ったリースにクリスマスらしい演出を加えてみましょう。玄関のドアに掛けて飾るのが一般的とされていますが、家の中に飾るのもおすすめです。例えば「壁に飾る」ときは、クリスマスツリーの飾り付けに使うようなガラスのオーナメントも一緒に掛けたり、クリスマスカードをそばに貼ると、ちょっとしたクリスマスコーナーが家の中にできあがります。また違うサイズのものを数種類作り、テーブルの中央に下から大きい順に重ねて置く「立体リース」も、食事を楽しくしてくれます。中央にろうそくの形をしたライトを立てると、クリスマスらしさが出て食卓をより温かく演出してくれますね。 
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『季節を愉しむリースづくり』より/撮影:宮濱祐実子

家の中にリースがひとつあるだけで、植物を感じられる温かみのある空間が広がります。植物に込められた特別な意味や思い。これらをくるりと愛らしくまるめたリースは、作っても飾ってもきっとあなたに、特別な時間と空間を届けてくれます。クリスマス時期ならではの演出を加えて、ぜひ楽しんでみてください。



平井かずみ(ひらい・かずみ)
フラワースタイリスト
ikanika 主宰。挿花家・谷匡子に師事。自由が丘の「caféイカニカ」を拠点に、「花の会」や「リース教室」を全国各地で開催。暮らしの中に季節の花をしつらえる“日常花”を提案している。雑誌や広告でのスタイリングを担当するなど、幅広く活躍中。著書に『季節を愉しむリースづくり』『フラワー スタイリング ブック』(ともに河出書房新社)など。