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あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で輝くライフスタイルを!

植物のめぐみを取り入れたライフスタイル「BOTANICAL LIFE」を、テーマ別に週替わりでご紹介します。
植物の世界からあなたに届く「美しい贈りもの」です。

2016.05.27

Botanist

Botanist2
プラントハンター西畠清順さんと不思議な植物たち1

世界には27万種類の植物が自生し、園芸種なども加えるとその数は70万種類にのぼるともいわれています。私たちは一生で、そのうち何種類の植物と出会うことができるのでしょうか? そして、何回ぐらいその「植物」との出会いに感動することができるでしょうか? 地球を駆け巡り、植物とともにその感動を届けてくれるのが、「プラントハンター」です。
 
植物と素敵に関わる人を紹介する「ボタニスト」。第2回は、プラントハンター西畠清順さんの活動をご紹介します。

100年に一度? センチュリープラントの開花迫る!?

「センチュリープラント」と呼ばれる植物があるのを、ご存知ですか? 正式名は「アガベ・ホリダ」。中南米や北米の一部に分布するリュウゼツラン科の一種で、長く伸びた茎に花をつけた後、一生を終えます。花が咲ききると茎が枯れて、花が落ち、その衝撃で種が周辺に広がり子孫を残します。実はこの一生に一度しか花を咲かせることができないという大変珍しい植物「センチュリープラント」が、私たちの身近なところで開花の時期を迎えようとしています。それがプラントハンターの西畠清順さんが植栽をプロデュースする代々木ビレッジ。正確な開花の時期は、残念ながら推測不能ですが、5月の青空の下で、開花の最大の予兆である長い花茎を急激に伸ばしています。 

このセンチュリープラント、大きいものでは6〜10メートル近くまで高さが伸びることもあるそうです。ちなみに「センチュリープラント」と名前が付けられた理由は、非常に成長が遅く、まさに100年かかって大きくなるというイメージから。ただ、実際は30年から50年ほどかかって成長して、最後に一度だけ「花」を咲かせます。それでも毎年開花する普通の花に比べると、驚くほどのゆったりとした成長のペースです。代々木ビレッジにある「センチュリープラント」は、そもそも西畠さんが、ここの「植物園」を作る際に「あと8年以内に咲く!」と見込んで持ってきたもの。おかげで遠くアメリカ大陸の自生地に行くことなく、私たちにもその花と出会う貴重なチャンスがめぐってきたのです。 

西畠さん曰く、「アガベ・ホリダは、200種を超えるほどたくさんの種類がありますが、ここに植えた「ピンキー」と呼ばれる品種は、もっとも高額で世界中のプラントハンターたちや愛好家に、中心的に取引されたもののひとつ。ただ、花の種類も多様で、これに一体どんな花が咲くのか、誰にもわからない(笑)。咲いてからのお楽しみ!」だそうです。
 
こんな不思議な植物の花を大都会の真ん中で見ることができるのも、西畠さんたちプラントハンターの活躍があってのことです。
 

植物で「笑顔」を運ぶプラントハンター!

代々木ビレッジでは、スペインから来たオリーブの木、アトラス山脈の杉、中国のハンカチツリー、巨大サボテンなどが仲良く共存しています。庭の創造主である西畠さんのイメージは、見て触れることができる植物図鑑がそのまま庭になったもの。全体でバランスをとった庭ではなくて、植物たちがひとつずつ自己主張していて、「これなに?」と見る人がわくわくするような庭。代々木ビレッジでは、変わったデザインの建物や、アートがあったりする中で、「植物たち」も立派に存在を主張しています。 

「センチュリープラント」などの人間の理解の及ばない、自然が作りだした不思議な植物と触れ合うことで、人のイメージも無限に広がります。世界が植物の力で「笑顔」の溢れる場所に変わってゆく。西畠さんたちプラントハンターの仕事は「植物」をただ探し出し、運ぶだけではなく、世界の人々の心を植物の力で動かす可能性を秘めています。
 
代々木ビレッジの「センチュリープラント」の開花予想時期は、5月後半から6月にかけて。その花を見ることができるのは、開花からたった3週間ほどです。どうぞ、この貴重な機会をお見逃しなく! 
  
西畠清順(にしはた・せいじゅん)
1980年生まれ。幕末より150年続く花と植木の卸問屋、花宇の五代目。日本全国・世界数十カ国を旅し、収集している植物は数千種類。日々集める植物素材で、国内はもとより海外からの依頼も含め年間2000件もの案件に応えている。
2012年、人の心に植物を植える活動“そら植物園”をスタートさせ、植物を用いたいろいろなプロジェクトを多数の企業・団体などと各地で展開、反響を呼んでいる。

著書
『教えてくれたのは、植物でした 人生を花やかにするヒント』(徳間書店)
『プラントハンター 命を懸けて花を追う』(徳間書店)
『そらみみ植物園』(東京書籍)
『はつみみ植物園』(東京書籍) 2016年6月下旬発売予定
official site: http://from-sora.com/
 
「代々木VILLAGE」
小林武史氏を中心としたグループがコンセプトプロデュースを担当し、デザイン、内装、レストランなどを各界の日本を代表する方々が手がける“こだわり”を追求しつくした新商業施設。敷地の大部分を占める庭は、プラントハンターであり花・植物生産卸業“花宇”五代目の西畠清順氏が全面プロデュース。個性豊かな植物たちがファンタジックな空間を演出しています。
〒151-0053 渋谷区代々木1-28-9

2016.05.20

Botanical Recipe

Botanical Recipe2
家イタリアンが「本格シェフ」の味になるイタリアンのコツ2
~ドライトマト・パワー

人気イタリアン・レストラン「アロマフレスカ」の原田慎次シェフに教えていただく、お家イタリアンがシェフの味になるコツ。前回ご紹介した「黒オリーブの秘密」に続いて、第2回目は「ドライトマト」に隠されたパワーについてご紹介します。

原田シェフにとっての「ドライトマト」の魅力は「フレッシュトマトにはない酸味と甘みがぎゅっと凝縮された味わい」。これが料理のアクセントになるため、「アロマフレスカ」では、多くのメニューで活躍しています。 

「ドライトマト」はパワフルフード


日本ではまだ馴染みが薄い「ドライトマト」の発祥は南欧。もともと夏にたくさん収穫したトマトを冬場に使うための保存食として、塩をふって天日干ししていたのが始まりです。さらに日持ちさせるために、これをオリーブオイルに漬けて、必要なときに使っていたそう。また太陽の力を充分に吸収したドライトマトは保存性だけでなく、その栄養価が高くなることでも知られています。エイジングケアに欠かせないビタミンCは生のトマトの数倍に。トマトの栄養価として有名なリコピンも消えることなくしっかりと存在し、その他のカリウムやビタミンD、食物繊維も凝縮されるため、全体の栄養価が高くなります。
 
今回はこのパワフルフードともいえる「ドライトマト」を使って、プロの味に仕上げるコツを教えていただきました。

少し足すだけで料理の幅が広がる「ドライトマト」のパワー


お肉料理の付け合わせの野菜炒め。これにドライトマトを刻んでいれるだけで、料理のクオリティが一気に格上げされます。その手順はというと、まずフライパンでお肉を焼く。お肉を休ませている間に、お肉の風味が残ったフライパンで野菜を炒める。そこにドライトマトとお好みでアンチョビやケッパーを加えて炒める。完成した野菜炒めをお肉に添えて、最後にフライパンに残った汁をお肉のソースとしてかけて完成。トマトの凝縮されたコクが広がった“洋風お肉料理”が、「ドライトマト」の力で、こんなにも簡単にできてしまいます。
 
「みなさん使い慣れていないだけで、ドライトマトに合わない食材は、あまりないんです。焼き魚に添える大根おろしに、ドライトマトを細かく刻んで混ぜても、料理として様になりますよ」と原田さん。色んなものに少し足すだけで、料理の幅が一気に広がる「ドライトマト」は、家庭でもぜひ取り入れて欲しい食材なのだそう。

自家製「ドライトマト」で生活にちょっとした彩りを

 
ドライトマトの魅力をさらに味わうなら、自宅でドライトマトを作ってみるのも良いかもしれません。80度〜100度に調整した低温のオーブンに、半分に切って、塩とオリーブオイルを軽くふったミニトマトを入れて待つこと3時間〜5時間。あっという間に自家製ドライトマトの出来上がりです。もしその日が休日なら、甘酸っぱいドライトマトを楽しみに、ちょっとわくわくしながら掃除と洗濯を。そして夜はお手製ドライトマトを使った手づくりパスタを味わいながら、ゆっくりワインを楽しむなんていかがでしょう。先ほど紹介したドライトマトを使った野菜炒めは、ワインのおつまみとしてもぴったりなのだとか。トマトのうま味と栄養素がたっぷりつまった「ドライトマト」。その魔法を借りれば、何気ない日々にちょっとした彩りがもたらされそうですね。
 
家イタリアンが「本格シェフ」の味になるイタリアンのコツ、次回3回目は「バジルやイタリアンパセリの鉢植え栽培」についてご紹介します。
 

原田慎次(はらだ・しんじ)
1969年生まれ。六本木「ヂーノ」で修行を積み、青山「ジリオーラ」で4年間シェフを務める。1998年、広尾に「アロマフレスカ」を開店。野菜を中心としたヘルシー料理で予約が殺到する人気店に。斬新かつ繊細な現代イタリアンは、高く評価され、ミシュランガイドで2008年から現在まで連続で星を獲得している。
 

2016年1月に発表された『アロマフレスカ直伝 おいしさに差がつく! イタリアンのコツ60』(講談社)は、「簡単で、おいしいパスタ、イタリアンが家で食べられたら……」に答えた1冊。ボウルであえるだけのパスタや、鍋一つできる簡単リゾット、焼くだけのメイン料理など手軽で本格派なレシピが、美味しさのコツとともにラインナップされている。

2016.05.13

Botanical Books

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ピンクのたんぽぽに、赤いヒマワリ!?
好奇心を刺激する不思議な植物達!

肌に触れる風が心地良く、身も心も少し身軽になってきたような5月。あたたかな日差しを受けて、花々や新緑の鮮やかさもより一層輝きを増したようです。たんぽぽ、ヒマワリなど、私たちの日常にすっかり溶け込んでいる季節の花々。でも、私たちが見慣れた色・形は、実はその種のたった一部。たんぽぽに黄色以外があるなんて、考えたこともない人がほとんどなのではないでしょうか。

「ボタニカル・ブックス」では毎月1冊「植物」に関しての名著や新刊書、写真集などをご紹介しています。今回この「ライブラリー」に収められた本は、私達の好奇心を刺激してくれるちょっと珍しい植物たちの物語が紹介された、大人のための植物図鑑。植物たちがより一層愛らしく思えてくる一冊です。
 

『ひみつの植物』(著 藤田雅矢/WAVE出版)

 たんぽぽの英名「ダンデライオン」に隠された秘密とは!? 


今の時期、黄色い花をつけるたんぽぽ。摘んで愛でたり、綿毛を吹いて遊んだりと、私たちが子どものころから馴染み深い植物です。この本によると、このたんぽぽの英名「ダンデライオン」にもちょっとした秘密があるそうです。実は「ダンデ」というのは、パスタのゆで方のアルデンテの「デンテ」と同じ「歯」という意味。つまり「ライオンの歯」という意味で、ギザギザの葉っぱの形状から名前が付けられたものだそうです。
 
また、私たちはたんぽぽ=黄色い花という常識を持っていますが、実はピンク色の花を咲かせるたんぽぽも存在しています。植物名は「クレピス」と言い、南イタリアからバルカン半島にかけて自生し、草丈が高く、枝分かれして花をつけたりと、見た目もちょっと洋風でスマート。幻想的とも言えるピンク色のたんぽぽですが、この「クレピス」種の中には、白い花を咲かすものもあります。
 
ちなみに、最初にご紹介したピンクのたんぽぽ「クレピス」。1袋200円台から手軽に手に入るそうです。また、育て方も非常に簡単で、ほぼ失敗もないとのこと。ガーデニングにひとクセ加えて黄・桃・白のたんぽぽを育てるのも、毎日に楽しみが増えるかもしれません。育ててみたい、触ってみたい、人に贈りたい、料理に使って食べてみたい……そんな興味に応えるように、お取り寄せ方法や、育て方のコツ、育てる難易度レベルなどまでもが書いてあるのがこの本のうれしいところ。それだけでなく、植物SF文学の紹介、植物情報交換のためのサイトURLが記されていたりと、植物への愛情がこれでもかと詰め込まれています。
 

大人のための進化系植物図鑑! 


たんぽぽに限らず夏に鮮やかな黄色を見せるヒマワリにも、赤、オレンジ、ライムグリーン色の花を咲かせる品種があります。また、カリフラワーといえば白が一般的ですが、世界には他にも様々な色のカリフラワーがあります。「オレンジブーケ」と呼ばれるオレンジ色の品種、「バイオレットクイン」と呼ばれる鮮やかな紫色の品種など。紫色の「バイオレットクイン」は、茹でると今度は緑色に変わって、まるでブロッコリーのようになるというのです。
 
ただの図鑑でもなく、写真集でもなく、文学性や実用性も加わった、まさに大人のための進化系植物図鑑。知識を深めることで植物への愛情が深まるだけでなく、好奇心が心と体を刺激し、毎日をよりイキイキとしたものに変えてくれます。お散歩やティータイムでゆっくり過ごす、5月のうららかな一日にぴったりな一冊です。
 
 
『ひみつの植物』(WAVE出版)
著 藤田雅矢(ふじた・まさや)
京都大学農学部卒、農学博士。某研究所に勤務し、植物の品種改良に従事するかたわら、執筆活動を行う。第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。日本SF作家クラブ会員。

2016.05.06

Herbal Life

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身体が目覚めるさわやかなハーブ
「レモングラス」と「ペパーミント」の魅力

長い連休がやっと明けて、日常生活へ。すぐに気持ちを切り替えて、普段の調子をとり戻したいところですが、焦りは禁物。お休み中の余韻にひたりながらも、少しずつ、身体が目覚めるハーブを取り入れて気分を入れ替えましょう。そんなとき、とっておきなのが「レモングラス」と「ペパーミント」です。 
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さわやかで栄養素たっぷりのレモングラス


“レモン”という名前がつきながらも、見た目はレモンとほど遠いススキのような姿をした「レモングラス」。レモンに似たさっぱりとした香りは、シトラールというレモンと同じ香り成分を含有。リフレッシュしたいときや、集中力を高めたいときに良いとされています。またアドレナリンの分泌を促すともいわれているので、やる気を出したいときにもぴったりです。
 
胃腸の調子を整える働きもあるので、ホットレモングラスティーにして、食後に飲むのもいいですし、これからの季節は、生のレモングラスでつくるアイスレモングラスティーも美味しく飲めます。生のレモングラスには、アンチエイジング効果が期待できるビタミンCや、疲労回復効果のあるカリウムなどが含まれていて“アジアの薬草”と言われているほど栄養素が豊富。レモングラスの茎をマドラー代わりにグラスに差せば、味だけでなく見た目もさわやかに仕上がります。
 

アロマオイルで楽しみたい 清涼感のあるペパーミントの香り 


古代ギリシャでは、生薬として使用されており、歴史上最も古い栽培植物という説があるミント。そのミントの中でも、特に効果が高い品種であるといわれているのが「ペパーミント」です。ヨーロッパで薬用に利用されるミントのほとんどが「ペパーミント」なのだそう。他に比べてメントールの成分を多く含むため、強い清涼感のある香りも特徴。頭をスッキリさせたいときや、眠気覚ましに効果的とされています。
 
食べ過ぎや飲み過ぎによる胸やけを防ぐ効果があるペパーミントティーも定番ですが、今の時期なら精油がおすすめ。仕事がはかどらないときや、急な眠気が襲ってきたときは、ハンカチに数滴足らせば、パッチリと目を覚ますことができます。またバスタブに数滴垂らして入浴すれば、香りでリフレッシュできるだけでなく、筋肉痛やリウマチにも効果的といわれています。
 
 身体に“目覚め”を知らせてくれるさわやかな二つのハーブ。いつも飲むコーヒーをレモングラスティーにチェンジしてみる。持ち歩くバックにこっそりとペパーミントのアロマオイルを忍ばせておく。そんなひと手間をぜひ取り入れてみてください。