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あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で輝くライフスタイルを!

植物のめぐみを取り入れたライフスタイル「BOTANICAL LIFE」を、テーマ別に週替わりでご紹介します。
植物の世界からあなたに届く「美しい贈りもの」です。

2017.10.13

Botanical Goods

Botanical Goods11
花や草木、自然の色を身近に。草木染めの魅力

植物の葉、樹皮、実、花など自然の素材を使用した草木染め。やわらかでふんわりとしたその色合いは、持っているだけで心を和ませてくれます。 
草木染め絹二重羽衣スカーフ

植物に関しての名著や、写真集、そしてグッズなどをご紹介するボタニカルブックス&グッズ。今回は、やさしい自然の色合いの草木染めアイテムをご紹介します。 

草木染めのやさしい色合いの秘密

自然の素材で染め上げる草木染めの色合いは、合成染料にはないやさしさとあたたかみが特徴です。草木染めに使う染料には、古くから多くの植物が使われてきました。それは、「日本古来の青を生み出すタデ藍」、「日の丸の赤を染めるのに使用された茜」、「紫草の根 紫根」、「桑の木や葉」、「古くから黒染めに使われてきた矢車ブシ」、そして「栗のイガや渋皮」、「ソメイヨシノや山桜の枝先」など。私たちになじみ深いものから、意外なものまでありますが、これら植物のちからで自然の色合いを楽しむことができるのです。
店内にディスプレイされた染料の数々
染料のマリーゴールドと桜の枝先

東京・蔵前「MAITO/真糸」に溢れる自然の色

東京・蔵前にある「MAITO/真糸」は、草木染めを手がける小室真以人さんのアトリエとショップ。染めに使う染料は100%天然素材にこだわり、自身で山に採りに行ったり、農家の方に分けていただいたり、時には捨てられる木の枝や花を貰い受けて大切に使っています。その染料から色を取り出す工程で大切なのは、染料を煮出す水。井戸水や山水を使い、すべてにこだわり抜いて、自然の恵みの色を取り出してゆきます。

染料の原材料になる植物も乾燥したものや採取したばかりのものなど様々。その植物が最も生き生きとした色を生み出す状態にこだわり、隠れた色を引き出してゆくのです。「草木染めは生きている自然と向き合って行うもの。毎回同じものはできません。同じ桜でもその年の天候や育った場所で色が違ってきます。でも、予想を裏切る色が出てきたとしても、それは新しい色と出会えた喜びの瞬間です。上手に植物の中に眠る色を引き出し、それを素直に生地に移すことが、僕たちにできる仕事のすべてなんです」。「MAITO/真糸」の中にある色ひとつひとつに、改めて自然界の色彩の豊かさを教えられるようです。 
原綿から染めた草木染め糸

この秋のおすすめ草木染めアイテム

「MAITO/真糸」がこの秋におすすめする草木染めアイテムの一つがニットです。草木染めとは思えない鮮やかな色から、自然のあたたかみを感じさせる色まで多彩にそろっています。草木染めは、洗濯や手入れが大変というイメージがありますが、綿の種類にこだわり、その原綿の状態から染めることで色落ちや色褪せを防ぐ工夫がされています。もう一つのおすすめは「栗」染め。ベージュやグレイ、そして、他にはない黒を表現することができるため、深まる秋にぴったりです。また、紅葉した樹々の葉も大切な染料になるそうです。
草木染めニット

小室真以人さんが草木染めに込めるメッセージは自然復帰。天然素材にこだわることで、自然に触れる喜びを伝え、実感していただきたいという思いで草木染めに携わっています。 植物から生まれた色があって初めて、その色を活かすデザインが浮かび、アイテムが生まれてくる。すべては植物ありき。そこには四季に移ろう自然の色が、時間が止まったかのように鮮やかに閉じ込められています。 
草木染め靴下

「明治以降、合成染料が日本に入ってきて各地の草木染めの工房はほとんど姿を消してしまいました。一度失った技や技術は簡単には取り戻すことができません。そんな日本が失った自然の色、植物の色を取り戻したいのです」。小室さんのもの作りの原点ともいえる、草木染めへの思いです。



MAITO 蔵前本店 

東京都台東区蔵前4-14-12 1F
TEL  03­­–3863­­–1128
OPEN  11:30〜18:30
月曜定休
毎月、草木染めの体験ができるワークショップを開催。(HPより要事前予約)