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あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で輝くライフスタイルを!

植物のめぐみを取り入れたライフスタイル「BOTANICAL LIFE」を、テーマ別に週替わりでご紹介します。
植物の世界からあなたに届く「美しい贈りもの」です。

2016.11.04

Herbal Life

Herbal Life8
収穫の秋に楽しみたい、ベジタブルアートの魅力とは?

秋は実りの季節。普段は食卓の上に並ぶそんな自然の恵みを、さらに魅力的に楽しむことができるのが「野菜を飾る」という新しいインテリアスタイルです。 


11月のハーバルライフは、様々な色、形の野菜を組み合わせて飾る“ベジタブルアート”をご紹介します。ベジタブルフラワーアーティストの李美栄(り・みえい)さんに、野菜を飾るアートの魅力や作り方について教えていただきます。

食がより味わい深くなる“野菜を見て楽しむ時間”

野菜を調理しておいしくいただく前に、目で楽しむ。この新しい野菜との触れ合い方がベジタブルアートです。1種類の野菜を使ったシンプルなものから、何十種類もの野菜を使った大掛かりなものまで、ベジタブルアートの表現の幅は無限大。食べ頃で色も形ももっとも美しい姿をしている野菜を、花のように愛でながら過ごす数日間。実はこの体験が私たちの食の時間を、より味わい深いものにしてくれるのです。 


大きく育ったピーマンの鮮やかな赤やオレンジ、オクラの個性的なシルエットなど、これまで意識しなかった野菜の姿、形をベジタブルアートによりしっかり見ることで、その生命力や力強さを“目”で捉えることができます。それは、たっぷりと含まれた野菜の栄養を、まるで見ているだけで摂取できてしまうような感覚。花や観葉植物とは、またひと味違った力強い野菜の生命力を感じることができるのが、このベジタブルアート独自の魅力ともいえます。

ベジタブルアート、感性を刺激する色の魅力


野菜を組み合わせて飾る“ベジタブルアート”。その楽しさは「見る」だけではなく、もう一つ「作る」作業にもあります。同じ種類の野菜であっても、大きさや色の濃さなど、ひとつひとつ個性が違う野菜たち。それらを彩りやバランスを考えながら組み合わせることで、野菜を料理する時以上に丁寧に観察し、ひとつひとつとゆっくり向き合うことになります。新鮮なものほどしっかりとした野菜の手触りや、色、香りなど、まさにフレッシュな自然の恵みを五感で楽しめるところもポイントです。
 
また、“食卓やお家の中をちょっと華やかにしてみたい”そう思ったときに、すぐにお家で実践できるのも、ベジタブルアートの良いところです。冷蔵庫の野菜と、食器棚にあるグラスやお皿で、すぐにチャレンジすることができます。センス良く仕上げるために、まず最初におさえておきたいのは“色”。今日は“緑色の野菜でまとめる”という風に一色で揃えるのもいいですし、“赤色の野菜でまとめた中にアクセントで黄色の野菜を少し入れる”というバリエーションもおすすめ。例えば、透明のお皿に芽キャベツや同じような大きさの緑の柑橘類を置いて、その中に黄色いプチトマトをポイントで入れてみるといった簡単なものでも、立派なベジタブルアートの完成です。それを、ダイニングテーブルや台所のカウンターなど「食」と関連する場所にさりげなく置いてみるだけで、ガラリと雰囲気が変わります。 


また旬の野菜を入れたり、クリスマスなら“赤”と“緑”をテーマカラーにしたり、母の日なら野菜の中にカーネーションを1本アクセントに足したり、時期や季節感を意識した工夫を凝らすのもセンスアップのコツ。材料が身近なものですから、まさにアイディア次第で自由に表現できるのもベジタブルアートならではの楽しさです。

旬の野菜でつくる本格アート

では、ベジタブルアートの作り方の基本をおさえたところで、もう少し本格的なベジタブルアートにも挑戦してみましょう。一見、特別な道具が必要そうに見えますが、実はキッチンに身近にある“竹串”や“楊枝”などを使って簡単に作ることができます。
 
まずグラスの底にプチトマトを敷き詰めます。そして、上に葉野菜をのせます。たとえば、秋が旬のカブは竹串を2cmほどさした状態で、その周りにセット。またスナップエンドウもカブと同様に竹串にさした状態で、カブの間に1本ずつセットしていきます。1番上にいちごをのせて、最後にリボンで飾りをつければでき上がり。カブやプチトマトといった丸みをおびた野菜を入れると“かわいらしさ”が出るのがポイントです。グラスは背の低いものを使い、ダイニングテーブルの真ん中にさりげなく置くと、素敵な食卓を演出してくれます。この“竹串で野菜をさす”という方法をひとつ覚えておけば、作れるアートの幅も一気に広がります。 


例えば、お家に誰かを招いたときに、その日振る舞う料理の材料をベジタブルアートにしてテーブルに飾っておくという演出や、その人の健康を願ってスムージーの材料をベジタブルアートにしてプレゼントを贈るなど、相手への思いやりが伝わるちょっとしたサプライズを届けることもできます。また、ベジタブルアートは野菜と親しんだ分だけ「最後までキレイに食べよう」という食物への愛情も芽生えるもの。見たり作ったりして楽しむ普通のアートの枠を越えて、食との関わりを見直し、自然の恵みへの理解をより深めてくれるものといっても良いかもしれません。
 
 

李美栄(り・みえい)
日本野菜ソムリエ協会認定
ベジフルフラワーアーティストプロフェッサー第1期生、ベジフルフラワー養成講座専任講師第1号、野菜ソムリエ、ベジフルビューティーセルフアドバイザー
フラワーアレンジメント師範
カルチャースクールや各地で講座を開催。韓国大使館でのオブジェ制作、多数のイベント、パーティで活動中。認定料理教室「恵みの食卓」を主宰し、「大切な人に健康と真心を贈る」をモットーに料理とベジフルフラワーの両面から野菜と果物の魅力を提唱している。